海外の小学校で【日本を紹介】した実例その1。家族構成、地理、季節のイベント編。

息子がプレップ(小学校準備学級)に通い始めた時、そこは小さな田舎町で日本人は私1人。

 

それもあってか、担任の先生やら姪っ子の先生やら高学年の先生たちからも

「日本についていろいろ紹介してほしい」

と依頼がありました。

 

他にも保育園や自身の保育士アシスタントの実践訓練中にも依頼されて、その都度先生たちと相談して準備をしてきました。

 

その準備や進め方、話し方のポイント、参考にした本などはこちらの記事にまとめています。

海外の子供に英語で日本を紹介。会話の実例とポイント!お役立ちの英語説明本4冊を紹介。
海外の幼稚園、小学校などで日本文化を英語で紹介する際に何を下準備したらいいか悩みます。ここでは私の実体験と共に海外の子ども向けに紹介された日本についてのお勧めの本、紹介のポイントをお伝えします。

 

ここでは、実際に先生からリクエストされた質問事項に沿ってプレゼンした実例を紹介します。

 

小学生相手なので、先生はじめネィティヴの夫や息子、姪っ子たちにも協力してもらい、なるべく分かりやすい簡潔な表現 で、文章を読むのとは違う、会話式で使った英語表現を紹介しています。

 

クラスの光景

当時住んでいた、田舎の息子の通う私立学校(カトリック)の教室。

これはYear4(8〜9歳)のクラス。

オーストラリアの私立校は、ほとんどがキリスト教系の学校(洗礼を受けていなかったり、キリスト教宗派が違っても入学は可能)です。

敷地内に教会があり、毎週ミサもあります。

教室では朝の挨拶から授業開始前後、学校終了前にはお祈りをします。

 

私がプレゼンを開始する前にも”Let’s pray.” と先生が言って、皆目を閉じお祈りをしてからスタート。

 

各教室にはスクリーンがあってパソコンと接続してプログラムを進めていました。

(確かこのスクリーンは”Hitachi”(日立製)ってサインがあって”おー!さすが日本の技術だ!と嬉しかった記憶があります。)

 

そのスクリーンと逆側にはホワイトボード、そして自由に配置できるデザインのテーブルがこんな感じで設置。

グループトークの時は、上記写真のようにテーブルを繋げて真ん中のホワイトボードにグループの書記担当者の子が意見を書き出す光景を見ました。

 

✳️私はプレゼン内容をパワーポイントでスライドショーにし、スクリーンに映し出し説明しました。

 

先生達から日本についての質問内容

かなりたくさんの質問事項を受けました。

全部を紹介するには莫大な量になるので、分けて記事にします。

まず【パート1】はこちらの質問です。

*About your family(家族について)

  • How many people are in your family? (何人家族ですか?)

  • What did your Dad and Mum do? (両親の仕事は何でしたか?)                                                   

*How long does it take from here? (ここから日本までどの位かかりますか?)

*Where did you live? (どこに住んでいましたか?)

*What is it known for? (そこは何で知られていますか?)

*What things did you do together

as a family? (家族と何をしましたか?)

 

 

 

では、ここからその質問に沿って作成したスライドショーと(一部写真は変更)、

それを元に説明した英語を紹介します。

 

About your family

まず最初の質問! 私の家族について。

How many people are in your family?

何人家族ですか?」に対して準備したスライドがこれです。

日本らしい雰囲気が伝わるようなお正月に撮った

子供の頃の家族写真を見せました。

 

●●●

There are four people in my family,

my dad, my mum, my older sister and me.

私は父、母、姉、私の4人家族です。(写真を指して説明)

 

〜人家族です。を英語で?

「私は〜人家族です。」のこちらでよく聞くフレーズは

”We are a family of 〜.” です。

 

*家族構成まで伝える場合はこちらの表現、

There are 〜people in my family,(と言った後に)

my dad, my mum…

と付け加えます。

 

What did your parents do?

次の質問、両親の仕事は何ですか?

 

あなたの仕事は何ですか? を英語で

What’s your job?

は、ストレートすぎる聞き方であまり耳にしません。逆に失礼に聞こえるようです。

 

ネィティヴは

What do you do?

と聞きます。これ「あなたは何をしていますか?」の直訳ではなくこの後には

“in your life”とか “for work” が隠されていてしばしば省略されます。

 

つまり「お仕事は何ですか?」って意味です。

 

これは、上記スライドの両側のようにイラストで表現。

●●●

My dad ran a furniture manufacturing

company.

All the furniture was designed by him.

父は家具の製造業を経営してました。

全ての家具は彼のデザインでした。

 

My mum helped him, as an office lady

for his company, also doing all the

housework.

母は父の商売の事務員として手伝い、

又家事も全てやってました。

 

How long does it take from here?

ここ(オーストラリア)からそこ(日本)まで行くのにどの位かかりますか?

この質問に使ったのは地球儀。(クラスのもの)

日本とオーストラリアの位置

「地球儀」を持って

 

●●●

“Ok! Here is Australia. We are here.”

“Does anybody know where Japan is?”

(OK,ここがオーストラリア、私たちはここ。

誰か日本がどこが知ってる?)

 

 

てな感じでやりとりをし、日本とオーストラリアの位置をチェック。

※こちらでTime Zoneのカテゴリーで習う「時差」はYear4以降のようです。

なので、Year5-6の時には付け加えて伝えました。

 

“The time difference between Australia

and Japan is one hour.

Australia is ahead of Japan.

(オーストラリアと日本の時差は1時間。オーストラリアが進んでいます。)

 

 

 

●●●

It looks far away, doesn’t it?

Look, here is Cairns,

If you depart from Cairns,

It takes about 7 hours by airplane. 

(遠いね! ここにケアンズがあります。

もしケアンズ出発なら飛行機で7時間です。)

 

 

 

👆低学年ではまだ7時間と言ってもピンときません。

そこで先生がもっと地元の子達に分かりやすい目安でフォローしてくれました。

当時は田舎町で大きなショッピングセンターがなく、皆車で2時間かけて都市まで行ってました。

そこで先生たちのフォローがこんな感じ。↓

 

●●●

 

“Talking about 7 hours, it’s like driving

from here to ○○ in the morning, eating

lunch, shopping and coming back.

We’re on the plane all the time.

「みんな、7時間て言ったらここから朝車で〇〇まで行って、ランチ食べて買い物済ませて帰ってくる感じだよ。その間ずっと飛行機の中よ。」

って言ってました。 😀 

 

また4〜5歳のプレップの先生の時は、何ともシンプルで分かりやすいお言葉、

●●●

If you leave Australia at lunchtime,

it’s time to go to bed when

you arrive in Japan.

「皆がランチタイムにオーストラリアを出発したら

寝る時間に日本に到着するよ。」

って言ってWOW! って盛り上がりました。

 

Where did you live?

さて次の質問、「どこに住んでいましたか?

ここで日本地図を紹介。

 

●●●

OK! Here is a map of Japan.

I lived here. (→で示しました。)

 

 

What is it known for?

何で知られているところですか?

私は地方出身なので、そこの家並みや自然風景、特産品などの写真を見せて紹介しました。

この記事ではその一部のスライドショーを紹介します。

 

 

*高校卒業後、東京での大学生活、社会生活をここオーストラリアに語学留学するまで約15年以上に渡って満喫しました。こちらで「日本旅行」と言えばやはり「東京」を訪れた人がほとんどです。

東京について「子供向け」や簡潔に分かりやすく紹介するなら、こちらの本がお勧めです。

ホームステイ先の子供にプレゼントするのにも最適!

 

I live in Tokyo
created by Rinker

 

 

What things did you do together as a family?

家族で一緒に何をしましたか? と言う質問。

日本らしい四季を通して子供の頃に家族と過ごした写真をもとに作成。

 

Spring – 花見

春の思い出は何と言っても「花見」で、皆とピクニックに行った時の写真をスライド作成して説明しました。

 

 

 

●●●

Japanese people enjoy viewing the

cherry blossoms from the end of

March to the beginning of April in

the spring.

(春の3月後半から4月初旬にかけて桜の花見

を楽しみます。)

 

We had a picnic under the cherry

blossoms.

(桜の下でピクニックをしました。)

 

 

👆ここで日本オーストラリア季節が逆であることを伝えました!

 

 

*小さい子向け

Australia’s seasons are opposite to Japan’s.

So, the spring season in Japan is

the autumn season in Australia.

(オーストラリアの季節は日本と反対です。

だから日本が春だとオーストラリアは秋。)

 

*高学年向け

“The seasons in the Southern Hemisphere

and Northern ​Hemisphere are opposite

to each other.”

(南半球と北半球の季節は反対です。)

 

Summer – 海、川、プール、遊園地、スイカ割り/浴衣

 

●●●

During the summer,

we went to the beach, the river,

the water park and the theme

park, just like Aussie kids.

(夏の間はビーチや川、プールや遊園地に行きました。

まさにオージーの子達みたいにね。)

 


次に”すいか割り”を紹介。


「すいか割り」の説明には、「ピニャータに似てる遊びだよ」と言って、違う部分を話すと理解が早いです。

 

ちなみにピニャータとは、

👆似たあそび「ピニャータ」

 

オーストラリアの子供達は誕生会で、「ピニャータ」と呼ばれる遊びをします。

これは、紙(段ボールが多い)で作られた型を好みにラッピングして、その中にキャンディなどのお菓子を入れ、それを木の上などから吊して棒で叩いて割るゲームです。

子供たちは小さい子から順番に1列に並びます。叩く子の棒が当たらないように2番目以降は少し距離を置いて待ちます。

 

👉スイカ割りと違って、叩く子はピニャータの前に立ちます

 

叩く子は目隠し。小さい子の場合はしないケースもあり。

一人あたり何回叩くかはその時の状況次第で親が決めてます。

 

こうして叩き破れるまでワイワイ言いながら順番に棒を振り落とします。

叩くたびにブラブラ動くので意外と当てるのが大変。

 

見事打ち破った暁には、中から恐ろしいほどのキャンディとかチョコとかが地面に一気にばら撒かれ。。。

 

それを大急ぎで各自これでもか!って勢いで拾いあげるのです。

 

 

この遊び、皆知ってます。

誕生パーティーに必ずと言っていいほどの目玉行事です。

 

●●●

We did “Suikawari” during the summer.

“Suika” means watermelon.

“Wari” means splitting.

(夏の間、スイカ割りをしました。

スイカはwatermelon、割りはsplitting)

 

It’s similar to the Piñata game.

But you have to stand away from

where the watermelon is placed.

(ピニャータの遊びに似てます。でもスイカが

置かれた場所から離れた所に立たなくてはいけません。

 

 

ピニャータとの違いも前置きして、後は下記スライドの下の部分を

自分でデモンストレーションしながら説明しました。↓

 

スイカ割り英語説明

 


夏祭りで来た浴衣とついでに着物も紹介


先生からの質問にはなかったのですが、丁度子供の頃の着物、浴衣を着た写真があったので紹介しました。

 

 

 

●●●

The summer festival is held in Japan

from July to August.

(日本では夏祭りが7月から8月に開催されます。)

 

We dressed up in the  “Yukata”

for this event.

It’s like a cotton kimono.

But the yukata is more casual wear, 

it’s not formal wear.

( この行事には浴衣でめかし込みました。

それは綿素材の着物みたいなものです。

でも浴衣はもっとカジュアルでフォーマルウエア

ではありません。)

 

There were lots of stalls which 

were food, drinks, toys and games.

 

(たくさんの食べ物、飲み物、おもちゃやゲーム

などの屋台がありました。

 

We enjoyed watching the dance and 

the fireworks.

(踊りや花火を見て楽しみました。)

 

👆ついでに「着物」についても紹介。

●●●

The kimono is formal wear.

When we go to some special ceremonies,

we dress up the kimono.

(着物はフォーマルウエアです。

ある特別な祝典に行くときに着物で着飾ります。)

 

 We have lots of age celebrations.

For example, the celebration of 7,5,3 ages.

Or 20 years old coming of age celebration.

(たくさんの年齢祝典があります。例えば七五三、二十歳の成人式など)

 

Also, people who are invited to the

wedding reception sometimes wear

kimonos.

(また、時々結婚披露宴に招待された人たちも着物をきます。)

 

 Plus, some brides and grooms

wear a wedding kimono for their wedding

ceremony or reception.

(更にある新郎新婦は結婚式や披露宴で結婚式着物

を着ます。)

 

 

Autumn – 紅葉(ピクニック、ハイキング)

 

autumn

 

👆私が住むクィーンズランド州の北部は年中通して暖かく(むしろ暑く)、秋に葉の色が変わる木もありますが、ほとんど散ってしまうか、緑のパームやしが南国らしく存在感を占めております。

 

なので紅葉、“autumn leaves” を楽しむってピンとこない子が多いのが現実。

そこで「桜の花見」を先に説明しているので、それが役立ちます。

 

つまり、「春に桜の花見を楽しんだように秋は紅葉を楽しむ」と伝えます。

実際、外国人が日本を訪れたブログ記事などにもそう説明しているケースが多いです。

 

●●●

We enjoy the viewing of autumn leaves,

just the cherry blossoms in the spring.

(春の桜のように紅葉を楽しみました。)

 

The leaves start to turn yellow, red and gold

from September to November in the Autumn.

It’s so beautiful.

(秋の9月から11月に葉っぱが黄色、赤や金色に

変わり始めます。とっても綺麗。)

 

We had a picnic or went hiking.

(ピクニックしたりハイキングに行きました。)

 

 

Winter – 雪景色、温泉、こたつ

私自身の「冬の家族と過ごした思い出」なので少し違うかもしれませんが、日本らしさも兼ねて紹介するのに

  • 雪景色

  • 温泉(日本猿が温泉に浸るのも紹介)

  • こたつ

を取り上げました。

 

特にクィーンズランド州は「」にお目にかかる事は全くないので、子供たちは写真を見るだけでも興味津々。

 

また、町の図書館に貼ってあったポスターには「日本猿が温泉に浸かっている姿」が!

同じものではありませんがこんな感じ。

 

うる覚えですが、下の方に小さく

「Japanese snow monkyes」って書いてあったような。。。

 

野生の猿が生息しないオーストラリアは、野猿が珍しいのはもちろんながら「地獄谷野猿公苑」をはじめとした「猿が温泉につかる」姿は世界でも日本だけなので海外でも話題になってますね。

 

とは言え、小さい子達には少なくとも「人だって温泉を楽しむ」ことを伝えなければ!!

 

こたつ」に関しては、先生たちが主に感激しておりました。

 

と言う事で説明したスライド内容がこれです。

 

 


雪景色・スキー


 

●●●

Have you ever seen snow in here?

(ここで雪見たことある?)

 

It snows in Japan during the winter.

(冬の間、日本では雪が降ります。)

 

But we lived in a warm area.

It didn’t snow much there.

(でも私たちは暖かい地域に住んでいました。

そこはあまり雪は降りませんでした。)

 

So, we sometimes travelled to

colder areas and enjoyed the

snowy landscape.

(時々もっと寒い地域に旅行して雪景色を

楽しみました。)

 

*スキーを楽しんでいる人たちの写真を見せながら

Many people enjoy skiing during 

the winter in Japan.

(日本では多くの人が冬の間、スキーを楽しみます。)

 

 


温泉紹介


先程、ポスターに「日本猿が温泉に浸かっている」写真が地元の図書館に貼ってたとお伝えしました。

 

とは言え、子供たちには

monkeysー猿」と「outside bathー外風呂」位しか伝わっていません。

 

しかも小さい子は「温泉」を知らないケースあり

そこでそのポスターを話の糸口にして説明しました。

(日本猿が温泉に浸かっている写真を見せながら

 

●●●

Have you ever seen a poster

similar to like this at the library?

(図書館でこれに似た写真見たことある?)

 

The monkeys are bathing outside.

(猿たちが外でお風呂に入っている写真、

見たことある?)

 

They are Japanese monkeys,

people call them snow monkeys.

(彼らは日本の猿で、スノーモンキーって呼ばれています。)

 

They love hot spring bathing.

(彼らは温泉が大好きです。)

 

 

と前置きして次に温泉を説明

 

●●●

Do you know what a hot spring is?

(温泉って知ってるかな?)

 

There are many volcanoes in Japan.

(日本はたくさんの火山があります。)

 

火山のしくみがイラストで説明された教材を見せて

 

The groundwater gets heated up by

the magma.

(地下水がマグマで温められます。)

 

Then it’s the right temperature for 

bathing!

(それで入浴に丁度いい温度になります。)

 

こんな感じで「日本猿」から「温泉」についてまで語って、いよいよ「温泉を楽しむスライドの写真を指差しながら

 

●●●

So, hot spring lovers are not only

snow monkeys but also Japanese

people, especially my parents.

(だから温泉が好きなのは日本猿だけじゃなくて

私たち、特に私の両親もなんです。)

 

We often went to some good spots.

(私たちはよくいくつかのいい所に行きました。)

 

 


こたつ


次は「こたつ」の説明です。

まず、「これ何だと思いますか?」って聞いて会話をやりとりしました。

●●●

What do you think this is?

(これ何だと思う?)

テーブルカバー」って答えた子がいて納得 😀 。。。

 

This is called “Kotátsu”.

(これは炬燵と言います。)

 

It’s covered with a blanket and has

a heater placed underneath the

table.

(ブランケットで覆われていてテーブルの下には

ヒーターが付いてます。)

 

During winter, it’s so cold in Japan.

(冬の間、日本はとても寒いです。)

 

So we can keep our legs warm inside.

(だから足を中で暖かく保てるんです。)

 

We often played cards together 

in Kotatsu.

(コタツに入って一緒にカードで遊びました。)

 

【パート1】はここまでにします。

【パート2】の記事では、「住居編」の実例紹介です。

先生からの質問は「どんなタイプの家に住んでいたか?」

 

オーストラリアとの違いをもとに「玄関」「和室(障子、ふすま、畳)」も加えて紹介しています。

 

 

海外の学校で【日本を紹介】実例その2/住居編:玄関、和室、2階建ての説明
オーストラリアの小学校で日本を紹介した時の実例その2「どんな家に住んでいたか?」と言う質問に対するプレゼン内容です。オーストラリアとの違いや玄関があること、和室(障子、ふすま、畳)などイラストをもとに子供相手に分かりやすい表現法をネィティヴにサポートしてもらって作成しました。
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