ここでは、私たちのように”田舎”へ突然引っ越しが決まったり、何らかの理由で公立幼稚園の申し込みが間にあわずに入れなかったら、またいいデイケアが見つからなかった時に親として出来る事を経験談と共に紹介します。(田舎編です)
息子は、3歳になった後すぐに引っ越しが決まりました。引っ越し前に通っていた都市のロングデイケアでは「キンディクラス」でお世話になっていました。そこは、2歳から3歳がトデラークラス、3歳から5歳がキンディクラス。先生の薦めで3歳になった後、早期にキンディプログラムを受講していました。
素晴らしいエデュケーターの揃ったデイケアで何もかも順調。ところが、2度に渡る田舎への引っ越しを機に「キンディクラス」「幼稚園」探しに一苦労する事に。。。
デイケア探し
さて、最初の田舎の引っ越し先では公立キンディに入るのは1年早かった為、私立のロングデイケアへ訪問。
そこでは田舎ながらも3か所とも「キンディプログラム」を遂行していて担当の先生は皆とても熱心。公立と違ってキンディクラスの対象年齢層もその誕生月の幅も広く、前と同様にどのデイケアもキンディクラスに入る事が可能でした。
1番評判の良かったデイケアは家から歩いていける距離。海の近くで環境もよく先生たちも熱心。でも定員オーバー。とりあえずウェイティングリストにのせて空きがでるまで待つことに。。。やっぱり人気のある所は早い者勝ちです。
もう1件比較的家から近かったデイケアは、先生とアシスタントの相性が悪いのが目の当たりに。。。雰囲気もイマイチ。。。
最後の1件はかなり家から遠く、いずれ一番近い人気のデイケアに入れる事を願っていました。
空きがでるまでやった事
とにかくその土地に慣れる、友達を作ることを目的にした事は、
- プレイグループに参加
- 図書館のストーリータイムに参加
- キッズジムナスティックコース受講
- スイミングレッスン受講
でした。
新しい土地での友達作り
特に田舎では人の名前を覚える必要があります。どこに行っても顔をあわす事になるので、友達を作る最初の第一歩としてやった事が自己紹介!
その後、メモとペンを渡してママの名前と子供の名前を書いてもらっていました。
人気のデイケアでトラブル。
幸い、そこの土地ではゴールドコーストやブリスベンなどの大都市から引っ越してきたママたちが多く、日本人は私だけという心細い田舎町生活スタートでしたが同じ引っ越し組として大変親切に接してくれました。子供達も皆息子と仲良くなりデイケア待機中も共に遊んで順調なスタート。
更に約2か月後に希望のデイケアに空きが!そこのキンディクラスに通い始めました。仲良くなった友達の何人かも同じデイケアに通っていましたが残念ながら皆一つ年下で違うクラス。それでもキンディクラスのベテラン先生がとても熱心で上手くいくと期待。。。
ところが、その先生がいないと他のアシスタントの人達はいつも座ってただ遊んでいるのを見ているだけ。息子もどうも以前のように楽しそうに中に入っていかない事が気がかりでした。子供の中で乱暴をする双子の男の子がいたのです。ある日、スタッフがちゃんと管理していなかった時におもちゃのトラックで息子が頭部を叩かれでっかいコブが!迎えに行く度に「スタッフ、見てないけどあの子大丈夫だろうか?」と心配していたらまさかの自分の子に被害が。
人気があると言ってもちゃんと見極めないとダメだ!と痛感した出来事でした。
その後、即そこを辞めて遠く離れたデイケアへ視察。
何よりも息子が安全で楽しめる所、つまりスタッフがちゃんと教育されている所!それを求めて。。。幸い視察した時点で同じキンディクラスの子供達が歓迎ムードで迎えてくれ、息子も気に入り先生やスタッフ一同の対応も素晴らしかったのでそこへ通う事に!ところがこれまた1年後に引っ越し。
ここからがど田舎町での現実が。。。
ど田舎町での事情
今度のど田舎引っ越し先は、公立キンディ対象該当年齢だったにもかかわらず申す込みが間にあわず既に定員オーバーで入れませんでした。
「よーし、公立キンディがダメならまた同じように私立ロングデイケアにある’キンディクラス’を探そう!」
ここからがど田舎の現実。。。
ロングデイケア、立派な建物だけど 。。。
都会ならたくさん優れたなロングデイケアがあってそこのキンディクラスに入る事が可能です。ここ田舎にも1つだけありました。
ただそこは非常に評判が悪かったのです。それでもとりあえず視察に行きました。
通常のロングデイケアと同じように年齢別に部屋が設けられた大きな設備なのに、子供の数は、わずか4人。みんな2歳以下の小さな子たちでした。
しかもマネージャーはいつも午後から不在。若いアシスタントマネージャーと10代の見習いの子達だけがお世話をしていました 。
先生の資格を持った人が居ないので「キンディプログラム」もなし。
以前の通っていたロングデイケアとかなり待遇が違い 、安心して任せる環境に見えませんでした 。
翌年プレップに進級する事を考えて、「キンディプログラム」と「新しい土地で少しでも同い年の友達を作ること」ができる施設を探していたのにがっくり。。。
ところが、妙な巡りあわせで後にチャイルドケアアシスタント資格の実践訓練で通う事に。。。その記事は「悪評デイケアの実態」の記事をどうぞ。
ファミリーデイケアが人気
次に義姉達の勧めでファミリーデイケアを探すことに!
最高4人までの少人数制でエデュケーター(ケアラー)自身の家でケアをするシステム 。
まず行った所は、統括している’ファミリーデイケアセンター’。
ここで、空き情報を含めてその子供にあったケアラーを探してくれました。
「キンディプログラム」を実施しているケアラーは居なくとも、その基準に沿ったケアをしているファミリーデイケアをお願いしました。
残念ながら最初の2か月は満員で入れませんでしたが、息子と同い年の子供がいる希望していたデイケアに空きが出て無事通い始めることができました。
3歳の子が2人、息子とケアラー自身の息子ともに4歳が2人。
友達の家に遊びに行く感覚で息子も気に入り、ケアラーもベテランのとても熱心な人でした。
デイケアに空きが出るまでやった事
公立キンディに訪問
公立キンディも定員オーバー、ロングデイケアは空きまくってるけど最悪、ファミリーデイケアは空き待ち状態で困っていた時、偶然幼稚園の先生と町で再会。この事情を説明しました。困っている心情を察してくれた先生は、私が保護者として同伴の上であれば遊びに来ていいと言ってくれました。定員オーバーなのでメンバーとしては受け入れ不可能でも、友達を作る目的で1時間でも2時間でも滞在していいと言ってくれたのです。
最初の訪問時に先生が朝の挨拶時に皆の前で紹介してくれたおかげで、息子もメンバーでなくとも溶け込む事ができました。
その後は特別なプログラムのない遊び時間帯に訪問して息子も一緒に仲間に入れてもらいました。
モバイル プレイグループに参加
遠隔地には所によって“モバイル プレイグループ”というサービスがあります。
近くにデイケアやキンディがなかったり、充分なサービスを受けられない場合のサポート体制として車に遊具から絵本、ペイント、ジムセットなどを積んで定期的に訪問してくれます。
遠隔地に引っ越したばかりで友達作りが必要だった頃、大変ありがたいサービスでした。
息子だけでなく、私自身もママたちと知り合いになる絶好の機会となりました。
プレ プレップ プログラムに参加
プレップ進級前の年、9月中旬から私立学校側が“プレプレップ プログラム”を週1回6週間に渡って開催してくれました。
そこに通わせるかどうか迷っている親にとっても絶好の体験入学チャンス。
ここでプレップ、小学校の雰囲気や友達作りが出来ました。
自宅でしたサポート
日本語の平仮名、カタカナを教える
プレップに通い始めると教える時間があまり出来なくなります。
今思えば、幼稚園難民時代に有り余った時間を使って教えた事は正解だったと自負しています。
日本語は「あいうえお・・・」と一語一語覚えたらすぐに本が読めるので息子も楽しんでいました。
お世話になった教材は、
☆学研の「かいてけせるひらがな3歳4歳」
これは、当時10歳だったこちらの姪っ子にもプレゼントしましたが今高校生になって日本語を選択し大活躍しているらしいです。
私は実家から郵送してもらいましたが、アマゾンだと海外配送対象商品として送ってくれます。
3~4歳 かいてけせる ひらがな 新装版 (学研の幼児ワーク)
☆しまじろうの教材(海外申し込み)
書く、読む、発音のバランスがとれた教材が多いので今でも大活躍です。
海外申し込み版は料金が高いのが痛い。。。もし日本人のたくさん住んでいる土地なら中古購入する機会がたくさんあるのでママたちと情報交換が必須です。
英語の読み書き
無料のプリント可能なサイトを利用していました。お世話になったのがこれです。
数字のけいこ
☆同じく上記サイトから適したワークシートをプリント。
☆学研の「かいてけせる かず3歳4歳」
これも日本ならではのかゆいところまで手が行き届いた教材。
まとめ
3歳から5歳のプレップ進級前にたくさん引っ越しが続き、幼稚園難民にもなり焦りましたが得た教訓です。
- 友達作りの為に積極的に外に出かる。
- 英語も含めた「読み書き」や「数字」をプレップ(4歳から6歳)進級前までに家でサポートしてあげる。
- 日本語の読み書きを教えてあげる。
特に学校が開始すると日本語を教える時間がどんどんなくなります。プレップ前に終わらせると後々の小学校生活をスムーズにしてあげられる秘訣だと思います。