実践訓練で見た ! 悪評デイケアの実態

私はチャイルドケアアシスタントの資格取得前、親として多数のデイケアを見て回りました。

親として一番大事なポイントは、「安全であること」「子供が楽しめること」 ですよね。

つまりそのデイケアの教育に対する熱心さに左右されます。

ここでは、幸か不幸か実践訓練生としてみた非常に評判の悪いロングデイケアでの体験談を紹介します。

そもそもインフォメーションパンフレットがない

良いデイケア

  • 持参するもの、スケジュールを含めたインフォメーションパンフレットが渡される。
  • 親が準備すること、スタッフがすることの役割が明記 されている。

 

悪評デイケア

  • 口頭で告げられるので 親によって理解力の差が生じる。
  • 親がすべき準備、スタッフが担当するべきことの役割が明記されていないため 個人の力量に左右される 。

食事のサポート体制がない

良いデイケア

  • 予め親にその子に適したサイズにカットして持参するよう依頼あり。
  • アシスタントがその子に適したサイズにカットして出す。
  • それぞれの親に果物持参を依頼し、スタッフが適したサイズにカットして皆でシェアをする。(他の子が食べているのを見て食べれなかった子供もトライできるようになる事が狙い 。)
  • 子供が何を食べ、何を残したかアドバイスも含めて通知される。

 悪評デイケア

  • 果物を丸ごと持参する親は、スタッフが適したサイズにカットしてくれることを期待しているがスタッフは 2歳未満の小さい子にも大きいサイズで出す。結果その子は食べれなくてハイチェアからお皿ごと払いのけ床に落ちた果物はそのままゴミ箱行き。親には知らせない。
  • 固い皮のオレンジでさえカットせずに丸ごと子供に渡し、その子は何とか歯で皮を食いちぎって食べていた。
  • 基本のインフォメーションがないため、ヘルシーな食べ物かどうかは親に左右される。アドバイスもなし 。
  • 食事内容がその子のサイズに合わなかったり嫌いなもので、結果その子が床に払い落としてしまっても親には知らされない。

 オムツの管理なし。ない子はある子の分を代用。

良いデイケア

  • 常に最低5つの名前を記入したオムツがその子供の名前が記入されたかごに入っているように親自身が毎朝補充をする。→親自身が必要数の管理が可能、スタッフの時間短縮にも繋がる。

悪いデイケア

  • ルールがないのでオムツを毎回持参する親としない親がいる。持参しない親にはなくなったことも知らされない。
  • オムツのなくなった子は他の子のオムツを使って対応。結果毎回持参する親は代用され続ける。
  • おむつはバッグの中に入ったまま。毎回スタッフがチェックをして名前を記入。多忙時は忘れて初めてオムツ交換の時に取りに行く。もしくはとりあえず他の子のオムツを代用

 

手洗いが徹底してない、見ていない。

良いデイケア

 

  • 手洗いの順番を絵で分かりやすく説明したパンフレットが壁に掲示されている。
  • 歌を歌いながら正しい手洗いの順序が出来るように工夫がされている。
  • スタッフがサポートしている。
  • 石鹸や手拭き用の紙が常に補充されている。

悪評デイケア

 

  • 手洗い場所に何の説明もない。
  • 石鹸を使わず水洗いだけ押し服で拭ってもスタッフは見ていない。
  • そもそもスタッフは一人ずつ洗面所に送り出し、付き添わないから管理できず。
  • 石鹸や手拭き用の紙がなくなっても補充されていない。

洗濯管理が出来ていない

良いデイケア

  • 洗濯する時間、担当者ごとの役割が決まっている。
  • 雨季や雨天対応も考慮して乾燥機が設置されている。
  • 衛生面に考慮された手順書が表示されている。

悪評デイケア

  • 役割や時間、ルールが決まっていない。
  • 洗濯機につないだ蛇口から水漏れをして床が水浸しになっていても誰も対応しない。

私が訓練生の間は人手が増えることもあり昼寝の時間を利用して洗濯を担当することを提案しました。

その初日からショックです。床が水浸し。水漏れでした。更に前日の洗濯物がまだ洗濯機の中に残ったまま。。。カパカパ状態。。。

乾燥機がないので外に干すしかありません。ところがそこは約1メートルの高さに達する雑草が茂りまくり。。。

そのままシーツを干すと雑草にかぶさってしまいます。そんなことを気にする人はいません。

気にする人がいたらこんな状態に至ってないはずです。

干す前に約30分にわたって雑草刈りをしました。

その後も私が前日休みの翌朝には必ずと言っていいほど洗濯機の中に洗濯物が残されたままでした。特に月曜日は土日2日間にわたって残されたまま。。。

逆に外に干されたままのこともしばしばありました。洗濯バサミが不足しているので風に飛ばされているケースもしばしば。

ちなみに水漏れは報告しても修理されず、仕方なく私はバケツを設置して対応してました。

スタッフの教育に興味なし

良い デイケア

 

  • 役割が決まっていて準備体制がしっかりできている。
  • マネージャー自らがお手本を示す。子ども一人ひとりの成長記録が作成され親に報告書が渡される。
  • その日の流れが明確に報告される。
  • 子供に対しての接し方が適していて成長を考えての対応がされている 。

悪評デイケア

  • 役割はスケジュールをこなすだけ。
  • プログラムがないので各スタッフがやりたいことを個人レベルで対応する。
  • 給料削減のために研修生を使い、半日ごとに交代。午前中から午後への交代時間が来たら受け継がれず後片付けも中途半端 。
  • マネージャーはオフィスにこもりっきりで午前中で不在となる。午後から若いスーパーバイザーが 対応するもののプログラムらしきものはやはりは遂行されず。
  • マネージャーが不在となる午後、友達たちが遊びに来て一緒にタバコを吸うために訓練生を1人に残す。

トップを見れば体制がよく分かった事実

最後に一番驚いたことを書きます。

2歳未満の女の子でママが恋しくなって泣き始めました。

たまたまその子の母親が忘れ物を届けに来た時でした。マネージャーがオフィスから出てきてその子を抱いてあやしました。ところがその親が去った後、あやしても泣き止まないその子に言ったセリフ

「That’s enough! Stop it! If you don’t stop crying you should come to my office .Do you want to do that ?」

(もういい加減にして!止めなさい。泣き止まないんだったら私のオフィスに来る?そうしたいの?)

耳を疑いました。その子の親の前だけあやして、いなくなった途端に態度が変わること、さらには2歳未満の子に対してオフィスに呼びつけるセルフを吐き出したこと。

小学生なら校長室呼び出しもあるかもしれません。でもそこはあくまでもデイケアです。

マネージャーがこうしたセリフを子供に対して使うので、スーパーバイザーも研修生もよく

「 That’s enough!Stop it!」 (いい加減にして!やめなさい。)

「 What  have you done!  」(なんてことをしたの !)

と言うセリフが飛び交っていました。

このマネージャーは自身の子供(女の子)を「cocoa(コウコウ)」と呼んでいて周りの研修生もそう声をかけていました。てっきり名前のニックネームかと思いきや「肌の色がココア色だから」との事。目が仰天 😯 です。

この田舎では若い研修生たちは他のデイケアを見るチャンスがありません。見本となるのがマネージャーやスーパーバイザー。

他の都市から経験のあるスタッフがやってきて改善を求めてもそれに応じることはありません 。結果いつまでも悪い評判で子供の人数が少なく、安い給料で研修生を扱うといった悪循環が続いているのです。

参加したミーティングでは、「どうやったらもっと子供の数を増やすことができるのか」スタッフに提案を求めていました。スタッフはまだ子供がいなく親として他のデイケアを見た経験もありません。町の親がどうして悪い噂を立てているのか、当人たちには耳に入らないようでした。

「それよりも改善すべき点について話し合うべきなのに。。。」と思ったものです。

私なりに親としてまた他のデイケアで取り入れていたことなど提案しました。

①インフォメーションのパンフレット作成

→返答:すでにポリシーの中に記入されているけどページが多すぎてプリントできない 。

(私の心中)じゃ、その部分だけプリントすればいいじゃないか!

②食べ物に対してのアドバイス

→返答:各家庭その親の状況を考慮しているから強制的なことは言えない。

(私の心中)例え早朝一番に口にする食べ物が「チョコレート」や「ポテトチップ」「コーラ」でもですか???しかも2歳未満で。。。

③プログラムの作成

→返答:子供の数が少ないこと、分散されているから難しい 。

(私の心中)じゃ、何の為に資格取得したのだろうか?

とにかくことごとく否定されました。

結果、改善点よりもいかに広告をするかに的があてられていました。

こうした背景も踏まえてトレーナーと相談し、ファミリーデイケアに移ることになりました。

自分の子供は自分で守る

 

この経験から悟ったこと。

「自分の子供は自分で守る」しかない。

ママの口コミは正しいことが多いのでその情報収集と共に、 とにかく自分の目で見る、スタッフと話をする、確認をする、子供の反応をよく観察する事です。時々抜き打ち視察するのが一番かもしれません。

今日、オーストラリアのチャイルドケアで働くワーカーは「給料の値上げ」を要求しています。「私たちはベビーシッターじゃない。教育者です。その訓練をしています。」と。。。

確かに資格を取得するにあたって、かなりの知識を要します。一方で教本とは正反対のワーカーやデイケアが存在するのも事実。

評判のいいデイケアに人気殺到してなかなか入れないんですよね。

要は、エデュケーターの質です。悪いデイケア対策として抜き打ちテストする機関を設けるしかないかもしれません。

いずれにせよ、子供は選べない。だからこそ、親がしっかりと守ってあげないといけませんね。

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