チャイルドケア アシスタントの資格取得まで

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遠隔地に引っ越してきた田舎町で「チャイルドケアアシスタントの資格」を取得しました。

息子がプレップ(4歳から5歳)の頃です。

そもそも「Childcare assistant」の資格を取ると何が出来るのか?

その取得方法を含めて経験談を紹介します。

Childcare assistantで出来る事

 

オーストラリアでは 「Early Childhood Education and Care Certificate III(CHC30113)」と呼ばれる資格です。(2018年3月現在)

(私が取得した2014年は‘children’s services CHC30712’でしたがupgradeしてます。)

これがまず最初の基礎となる資格でその後ディプロマにスキルアップできます。

この資格保持者が働ける場所はかなり広範囲にわたり 、

  • Early childhood educator
  • Family Day Care educator
  • School age care educator
  • Nanny
  • Playgroup supervisor
  • Recreation assistant

などが挙げられます。

私がコースを受講した会社のホームページが更に詳しく明記しているので下記に紹介します。

Employment areas

The Certificate III in Early Childhood Education and Care provides for employment in the following roles:

  • Assistant Educator in long day care

(ロングデイケアでのアシスタント)

  • Assistant Educator in child care centres

( チャイルドケアセンターでのアシスタント)

  • Assistant Educator in a Kindergarten or preschool program

(キンダーガーデンあるいはプレスクールプログラムでのアシスタント)

  • Assistant Educator in occasional care

( オケージョナルケアでのアシスタント )

  • Family Day Care Educator

(ファミリーデイケアのエデュケーター )

  • Nanny or babysitter

(ナニーまたはベビーシッター )

  • Other education based employers may accept this qualification, such as working as tutor, education support staff or as teacher aides.

(他の教育をベースとした雇用主は、例えば個人教師や教育サポートの職員、あるいは先生の助手としてこの資格を受託できます。)

 

ACCCO/

https://www.accco.com.au/courses/early-childhood-education-and-care/chc30113/より引用

 

 

 

資格取得した理由

当時は遠隔地の田舎町に引っ越してきて ’何か自分に出来る事はないか?’探し始めてた時でした 。

一方で息子は通常なら’Kindergarten’に通っているはずが 、違う土地から引っ越してきたので既に定員オーバー 。幼稚園難民になってしまいました。

事情を察してくれた当時のキンディの先生が、「保護者同伴ならいつでも数時間友達を作る目的で訪問していい」と言ってくれたのでした。

その後、先生や子供たち、アシスタントの人達と接していくうちにこの業界に興味を持ち始めたのです。

又、以前お世話になったロングデイケアやあるキンディで違う国籍のスタッフが働いていた事も頭をよぎりました。

「自分の子育ての経験を活かしつつ新たな知識・キャリアを得るチャンス」と考えたのです。

 

取得方法

資格取得コースはネットで「child care assistant course 」と検索するとたくさん登場します 。

主に

  • 授業形式で受ける「キャンパスベース 」
  • 場所や時間を選ばない「オンラインコース 」
  • 遠隔地にトレーナーが出向いてくれる「Externalコース」

今では政府管理のTAFEを始め、どの運営会社もキャンパスベースとオンラインコースの両方を設けていますよね。

キャンパスベースのメリットは共に学ぶ仲間ができ「 face to face」 で受講できる一方で、開始時期や場所が設定されているのに比べ、オンラインコースはいつでも何処に住んでいても準備が出来次第、即スタートできるのが利点です 。

私はまず最初に何社か資料請求をしました。

そのうちの一つによくテレビ広告で拝見する「 open colleges」にもネットで資料請求をしました。後日担当者から電話がかかってきて話をしましたが非常に対応が丁寧だった事が今でも記憶に残っています。

ただこの時、受講料が約3000ドル以上してすぐには手を出せない状況。

そうなんです。コース料金はどこも高額なのです。

Government funded courseを探そう!

そこで、利用したのがコース料金がいくらかサポートされる「Government funded course 」でした。(資金提供コース)

ネットで 「Child care assistant government funded course」と検索すると該当するコースが出てきます。

ただし幾つかの条件がありその内の一つに、以前に何らかの「funding course」を受けている場合は該当外になります。

このコースは、応募の締め切り日や受講スタート日が設定されている事が多いのでこまめにチェックしましょう。

受講したACCCOのコースの流れ

私は、ACCCO(Australian Child Care Career Options)と言う会社のコースを受講しました。

理由は「遠隔地でも受講が可能なこと」と「funding course」が設定されていたからです。

私のような遠隔地受講者は 「External students」として毎月担当トレーナーが実践訓練場所(ロングデイケア・ファミリーデイケア)まで訪問し、視察と面談をしました。

受講テキストは初回のみ郵送、後はトレーナーと面会時に直接受け取っていました。

テキストは自宅で勉強して査定レポートを作成しこの面会時にトレーナーに提出、査定に合格すると次のテキストへ進む形でした。

ここでは、申し込みから開始までの流れを紹介します。

手続きに必要な書類

 

1.パスポートコピー

2.運転免許証のコピー

3.Medicare cardのコピー

4.Blue cardのコピー

5.First aidのコピー

上記全てをコピーの上、JPのサインが必要でした。

6.ACCCOからの質問書類 (受講の動機や目的、簡単なテスト問題)

うち、4番の「ブルーカード」5番の「ファーストエイド」は実践訓練開始にあたり即必要となります。

担当トレーナーと初面会

必要書類を送付後、正式に入会の案内書が来ました。 そこにはコースのスタート日と終了日が設定されていて私の担当者の連絡先が明記されていました。

書類には、担当者の方から連絡がくるとのことでしたが一向に音沙汰がなかったので自分から連絡をしました。何でも自ら確認する事を要求される事が多いオーストラリアです。

その後、トレーナーが会いに来てくれて無事初の面会。

初回の面会場所と話した内容

遠隔地に住む生徒は、初回に限らず必要に応じてトレーナーと自宅やカフェなど、都合のよい場所で面会が許可されています。

私の場合は、ブッシュ生活だったので初回のみ町に住む義父母の家で面会しました。

この初回面会時にした事をあげます。

1.実践訓練をするための場所設定

地元にある「ロングデイケア」を設定されました。

理由は、幅広い年齢層の子供たちと接する体験が必要との事。

その他、チャイルドケアに係わる施設としては「キンダーガーテン」や「ファミリーデイケア」もありますが、キンディでは3歳から4歳児のみに限られること、ファミリーデイケアに関しては子供の数が4人と少ない事も考慮にいれて「ロングデイケアを勧める」との事でした。

但し!!!

私の場合、田舎にある唯一の「ロングデイケア」が一番悪評高き場所。

子供の数もわずか5人から7人しかいなく、「それなら評判の良いファミリーデイケアの方が学べるのでは?」と提案しました。

もともと私の希望は「キンディ」か「ファミリーデイケア」だったからです。

自分が母親という立場から「あのロングデイケアだけはダメだ」と思った経緯を話した結果、「とりあえず行ってみる!訓練しながらどうしても耐えられない事態になったら変更する。」と言う案に収まりました。

結果として最初の4か月をロングデイケアで組織の一員として、残りをファミリーデイケアで実際に自分がケアラーとなった場合を想定して訓練しましたが両方を体験できた事は非常に役立ちました。

2.テキストの進め方とアセスメント提出方法について

各テキストを自宅学習で学んだ後、記載項目に従ってアセスメントのレポートを仕上げ、翌月の面会時に提出する流れを確認しました。

3.各書類にサイン

ロングデイケアとファミリーデイケアに依頼訪問

テキスト受講と同時進行で早速始まるのが「practical work experience」でした。

実践訓練です。ここで必要なのが「Blue card」「First aid」のコピーに加えて「同意書 」でした。

ロングデイケアの場合

既にトレーナーが前もってロングデイケアのマネージャーに依頼をしてくれてたので後は自身で、もらった「Vocational placement agreement」書類を持参し‘訓練開始日’や‘実践訓練日’‘時間帯’を相談しました。

ファミリーデイケアの場合

ファミリーデイケアの場合はすべて「ファミリーデイケアセンター」が管轄しているのでそこに許可をもらう必要があります。

ここのマネージャーと面会した時に「Students and Volunteers statement of understanding」の書類を渡されました。

その後、希望したファミリーデイケアに依頼訪問。同じく都合のいい日程を相談しました。

まとめ

資格コースはどれも高額ですが、「Government funded course」を小まめにチェックする事で適したコース開催会社を見つけられます。

今、比較的どの会社も各地にトレーナーを派遣するシステムを設けています。

私は色々な面でACCCOのトレーナーや社長にサポートしてもらいました。

評判のよいコース運営会社に申し込む事で、例え実践訓練場所でトラブルが起こっても即対応してくれます。

後は、事前に自分自身で「実践訓練場所」の下見や見学依頼をしておきましょう。何か所か訪問して一番あった場所を自分から推薦することも出来ます。

 

 

 

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