ネイティブ表現 “Bread and butter “ とは? 直訳では伝わらない慣用句!

今回は意外と耳にするネイティブ表現  “Bread and butter “ の紹介です。

これだけ聞くと単純に”パンとバター” “バターを塗ったパン”がドーン!っとイメージされますね。

 

 

 

このままの意味で使われるとすると、例えば。。。

いつもならがっちり朝食を摂るのに寝坊してしまい、

 

 

I had only a slice of bread and butter this morning.

(今朝、バター塗ったパン1枚しか食べなかったわ。)

 

 

 

So, I’m getting hungry.

(だからだんだんお腹が空いてきた〜。)

 

 

とか。。。

ところがある日の夫の会話で、文脈や会話の内容によっては慣用句になり意味が変わることを知りました。

 

代表的な意味あいは主に3つ。

 
Bread and Butter
 
1. The essential, sustaining element
(不可欠、維持する為の重要な要素)
 
2. Livelihood
(生計手段)
 
3. Ordinary, routine

(普通の、いつもの、ありふれた)

参照:The free dictionary by Farlex

でもこれだけだと、今ひとつどうやって使われるのか、ピンときませんね。

例文をあげて紹介します。

bread and butter の意味と使われ方

まず、簡単にこの表現の起源を説明します。

The expression “bread and butter” originates from the 1700s. The original definition of the phrase meant your basic needs to sustain yourself. The phrase changed its meaning during the 1800s to refer to a person’s livelihood or income.

参照元:Bread and Butter origin and usage by English Grammer lessons


 

「パンとバター」という表現は1700年代に由来します。 フレーズの元の定義は、あなた自身の生命を維持するための必需品を意味していました。このフレーズは、1800年代に、人の生計や収入を指すようにその意味を変えました

つまり、当時は”パンとバターが生活維持の基盤”と考えられている事からきているそうです。

日本なら‘米’ですね。

 

生活維持の基盤なだけに二つの象徴的存在があげられます。

1.なくてはならない必要・重要な存在・事 

2.日々の典型的な存在

 

これらが、最初に紹介した辞書での意味あい①不可欠②生計手段③いつもの、普通のってのに繋がるんですね。

 

また、「名詞」或いは「形容詞」としての両方の使われ方があるので、これら象徴的な存在をどんな風に使って表現するのか例文をあげて紹介します。

 

名詞としての意味と例文

例文はネィティヴに聞いてどんな場面で使われるか、なるべくリアルな会話で教えてもらいました。

 

意味その1.必要不可欠・必須・なくてはならないもの・重要な要素

 

例文1.⭐️ピアノを習っている友達同士の会話。

 

Why do you do technical work every day?

(何で毎日テクニックの練習やってるの?)

 

 

Well, I wanna be a pianist.

(あぁ、僕ピアニストになりたいんだ。)

 

This finger training is my bread and butter.

(この指訓練は僕の必須事項なんだよ。)

 


 

例文その2⭐️日本で久しぶりに再会した友人との会話。

Do you still study English?

(英語の勉強、まだやってる?)

Yes, I want to apply for an overseas job.

(うん、海外の仕事に就きたいの。)

 

 

So, English is my bread and butter.

(だから英語は必要不可欠なんだ。)

 

意味その2 職業、本職、主な収入源

もう1つの意味が「生活基盤」すなわち「職業」とか「本職」です。

⭐️普通に「職業」として使う場合の会話では、

 

例文1

What do you do?

(仕事は何ですか?)

Writing is my bread and butter.

(執筆が私の仕事です。)

例文2

How does he earn his bread and butter?

(彼、どうやって生計立ててるのかしら?)

 

The mobile phone business is his bread and butter.

(携帯電話ビジネスが仕事らしいよ。)

 


 

⭐️この他に、「本業」はこれだという意味合いでも多く使われています。

例文1

 

 I’m a musician on the weekends,

(僕は週末ミュージシャンなんだけど

   

 

but painting is my bread and butter.

ペンキ塗りが本業なんだ。)

 

 


 

⭐️主な収入源と言う意味合いでも使われます。

例えば、レストランを経営している人が

Alcohol sales are my bread and butter.

(アルコール販売が主な収入源なの。)

 

Without drink sales, I’d earn a lot less.

(飲料販売がないと、かなり収入減になっちゃう。)

 

形容詞としての意味と例文

次に形容詞として使われる場合です。その場合、ハイフンが使われます。

(bread-and-butter)

 

意味その1. 生計を支える、安定した財政供給となる

 

例文

⭐️ミュージシャンで生計をたてている仲間の会話。

 

Hey, do you play at the ●● club?

(●●クラブで演奏する?)

 

 

How much will they pay?

(いくら払ってくれる?)

 

I need a bread-and-butter gig to pay the bill.

(生活費払う為の生計を支えてくれる演奏仕事が必要なんだ。)

 

 

 

ここでもう1つ!

「bread-and-butter:生活を支える」という意味の形容詞に「名詞のissue (問題点)」がくっついた表現もよく目にします。

⭐️Braed-and-butter issue :「生活上の問題/生計に関わる問題

I turn, briefly, to the bread-and-butter issues of politics.

(私はしばらく政治の生活上の問題点に目を向けます。)

 

意味その2.典型的な、一般的な、普通の、お決まりの

 

 

例文1

息子の課題について質問する母

 

How difficult is it?

(どの位難しいの?)

Don’t worry about it.

This is just a bread-and-butter assignment.

(心配ないよ。ただのいつも通りの課題だから。)

 

例文2

遅くなりましたが私が夫との会話で初めてこの慣用句を聞いた時の内容です。

●●●

Are you busy this week?

(今週は忙しいの?)

 

●●●

“This is just a bread-and-butter week .”

(ただ普通と何ら変わらない週だよ。)

 

 

 

👆ここでもう1つ!

「bread-and-butte:典型的な、いつも通りの、お決まりの」と言う形容詞に「名詞のletter(手紙)」がくっついて使われる表現。

 

⭐️bread-and-butter letter;「歓待に対するお礼の手紙」

そもそもな何故、おもてなしに対するお礼の手紙の意味に繋がるのか?

 

このフレーズの由来は、エチケットのルールが強力に施行され、手でメモを書く以外に何もする技術がなかった1900年頃に遡ります。

 

当時は常にホストがゲストのために「パンとバター」をテーブルに置くのがマナー、そしてお決まりごと。同じようにゲストは常に「感謝の気持ち」を書くのがマナーということからこのフレーズが生まれたようです。

 

つまり、いつもしているおもてなしの基本→bread and butter を食卓に→これに対するお礼

と言う構図だそうです。

“bread and butter”は生活維持の基盤と同時に、「いつも行うお決まりごと」として表現される理由も納得ですね。

 

Hey, we need to send a bread-and-butter letter to the owner.

(オーナーにおもてなしのお礼の手紙、送らないとね。)

*最近はメールでのやりとりで”thank- you mail/note”って言うことの方が多くなってますが、何となく親しみ感の湧き出るフレーズですね。

Bread-and-butter customer VS  ice cream customer

最後におもしろい表現を教わったので紹介します。

 

夫が車の定期点検のためにいつも贔屓にしている所に行った時の事です。

突然、ごみ回収車の修理が飛び込んできたそうで夫は後回しにされました。

 

●●●

I’m a bread–and–butter customer, so I have to wait.

(僕は単なるいつもの客だから待たないと。)

そこで、、、

●●●

それならその反対に特別な存在を意味する表現は?

 

●●●

ice cream customer

 

だそうです。 😀 

 

 

「バターを塗ったパン」は日常食べるいたって普通の存在

 

でもその後、デザートとして「アイスクリーム」が出てくるとそれは特別✨な存在

 

大きな収入源となる‘ごみ収集車’の修理は彼らにとってice cream customerなんですね。

 

 

 

以上、“bread and butter” を使った表現の紹介でした。

まとめ

Bread and Butter の主な意味を整理すると、

 

名詞: bread and butter

①必要不可欠/なくてはならない物事、人/極めて重要な物事、人

②職業/本業/主な収入源

 

 

形容詞 :bread-and-butter +名詞

①生活を支えるための/安定した財政供給をする

②いつも通りの、典型的な、お決まりの

 

 

こちらで生活をして「直訳では伝わらない英語の慣用句」に出会うたびに最初は思考回路が停止状態。。。でも意味を知ると何とも奥深くて面白い!

 

それは英語圏の文化から成り立つものなので起源を知ることも「英語を英語感覚で理解する醍醐味なんじゃ!」と思えるようになってきました。

 

そうなんです。英語の慣用句って直訳できないだけに「英語を英語で感じること」の手助けになってくれます。

 

ネィティヴが使う慣用句をまとめてくれた私のお勧めの本を紹介します。

 

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