海外の学校で【日本を紹介】実例その2/住居編:玄関、和室、2階建ての説明

海外の小学校で「日本を紹介」した実例のパート2です。

 

パート1の「家族構成、地理、季節の家族イベント編」はこちら。

 

海外の小学校で【日本を紹介】した実例その1。家族構成、地理、季節のイベント編。
オーストラリアの小学校で先生たちからの質問をもとに日本を紹介した時の実例です。この記事では何人家族か、日本までの距離、季節のイベントとして花見やスイカ割り、浴衣に着物(夏祭り、七五三、成人式など)、紅葉、日本猿に温泉、こたつなどを取り上げています。

 

質問事項は全て、先生たちからのリクエスト。

 

それに基づいて私自身の子供時代の実体験と、日本文化を兼ね備えてプレゼンした内容を紹介します。

 

主に「どのように説明したか」に重点を置いています。

 

子供相手に難しい説明は伝わらないので、ネィティヴにサポートしてもらって事前準備と練習をしました。

 

さて今回の記事、パート2の質問内容は

What sort of house did you live in?

(どんな家に住んでいましたか?)

 

では準備した「スライド」とそれに伴って説明した「英語(会話)」を紹介します。

 

オーストラリアの家のスタイル

 

What sort of house did you live in?

どんな家に住んでいましたか?

 

具体的に何を知りたいのか先生に聞きました。

すると、この質問の背景には、自分たちが住んでいる家との違いを知りたいとの事でした。

 

「違い」を見つけるためには、オーストラリアの家のスタイルを知る必要があります。

 

ここでざっと、代表的な私が住む「クィーンズランド州の家のスタイル」を紹介します。

 

クィーンズランダー ハウス/Queenslander house

クィーンズランド州の気候は熱帯・亜熱帯に属し、年中暖かいので

「Queenslander house/クィーンズランダーハウス」

と呼ばれる伝統的な木造建築の「高床式住居」が多く見られます。

 

湿気や洪水から家を守る建築様式。

 

2階に風通しの良い、家の周りを囲むような広いベランダがあるのが特徴。

 

床下(1階の部分)は、もともと倉庫や駐車場として使われていましたが、エアコンが普及すると同時に1階にも部屋を作って、2階建てのように機能させるケースが増えてきました。

 

それでも「2階建ての家-a two-storey house」とは言わず、やはり呼び名は「クィーンズランダー ハウス」って言います。

 

この↑上記写真も「クィーンズランダーハウス」の仲間。

 

↓下記写真は田舎町でよく見るクィーンズランダーハウス。

 

 

平家建て/a single -storey house

住む地域にもよりますが、「クィーンズランダーハウス」の他に多く立ち並ぶのが「平家建て」の一軒家です。

 

 

新築も平家建てが多いです。↓

 

アパートメント・フラット/ apartment・flat

一戸建ての家以外の「集合住宅」はこんな感じ。

 

英語では建物自体

“an apartment building” とか

“a block of flats” と言います。

 

 

 

👆日本の和製英語「マンションやアパート」と言った区別はありません

また、日本語では建物中の住居も同じように「マンション、アパート」って言いますが英語は区別して表現します。

 

詳しくはこちらの記事で↓。

マンション、アパート、賃貸、分譲を英語で?ネィティヴに教わる表現! 
マンションやアパートは和製英語の代表格。英語は区別せずに「集合住宅」と捉えてその個別の住居(室)の事を”apartment”とか”flat”って言います。更に分譲マンションと賃貸マンションなどネィティヴに教えてもらった表現法を紹介します。

 

タウンハウス/townhouse

タウンハウスと呼ばれる家がお隣同士、3〜4件くっついたタイプなどもあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

一戸建てと共同住宅の比率

情報として”オーストラリア”と”日本”の「一戸建て」と「共同住宅」の比率国別ランキングを紹介しておきます。

 

2019年のOECDデータより

 

2019年の調査では、「一戸建ての住宅比率」が最も多い国に見事オーストラリア🇦🇺が1位に輝いております。

人口数と比較してまだまだ国土に余裕があるんですね。。。本当、都市部を除けばガンガ一戸建て住居が建設されまくってます。

 

一方の日本は37ヵ国中、11位。

オーストラリアやアメリカと比較すると比率は劣るものの、お隣の韓国は34位だったのでまだまだ一戸建てが多い国に入るのかもしれません。

 

次に「共同住宅の比率ランキング」を見てみます。

 

 

今度は、韓国が1位でオーストラリアはぐーんと下がって37ヵ国中、35位。

共同住宅(マンション・アパート)も多く建設されつつも、やはり一戸建てがダントツ。

 

日本は共同住宅の比率もそこそこ高い方?

 

ちなみに日本国内での「一戸建て」と「共同住宅」の比率はと言うと、2018年総務省統計局のデータによりますと、

*一戸建て:53.6%

*共同住宅:43.5%

 

5年前の統計2013年に比べて、共同住宅の割合が1.1%上昇したようです。

とは言え、日本の住居タイプ比率は「一戸建て」も「共同住宅」も格段の差があるわけではなさそうです。

 

とりあえず、日本とオーストラリアを比較したら「オーストラリアは断然一戸建てが多い国」と言えます。

 

日本の住居との違いや特徴

さて、オーストラリアの住居タイプと住居比率を確認したところで、子供たちに伝える

「日本との違い」とか「特徴」って言うと、

 

日本には

  • クィーンズランダーのような高床式の家は現在あまり見られない

  • 平家住宅(1階建て)が少なく、2階建てが多い

  • 共同住宅に住む人もたくさんいる。

  • 靴を脱ぐ場所の「玄関のたたき」が必ずある。

  • 畳、障子の和室のある家もまだ多く存在する。

 

これらを元に説明しました。

実際、私が子供の頃に住んでいた家は「2階建てで和室あり」。

 

日本の住居

そこで用意したスライドがこちら。

まずは、自宅の玄関前での家族写真と、日本の住居の写真。

 

上記スライドの左上(昔住んでいた自宅の写真)を指しながら

 

●●●

I lived in a two-storey house with 

my family until I finished high school.

(高校卒業するまでは、家族と一緒に2階建ての家に

住んでいました。)


2階建ての家が多い理由


上段右(2階建ての家々)の写真を指して

 

 

●●●

There are lots of two-storey houses

in Japan.

(日本には2階建ての家が多くあります。)

 

Because Japan is a small country,

and many people live there.

(何故なら、日本は小さな国でたくさん人が住んでます。)

 

That means houses should be

built in a small space.

(と言うことは、小さなスペースに家を建てないといけない。)

 

So, many families live in two-storey

houses to get more space.

(だから多くの家族はもっとスペースを得るために

2階建ての家に住んでます。)

 


共同住宅に住む人も多くいる。


下段の写真(マンション・アパート)を指して

 

●●●

Also, there are many apartment

buildings in Japan.

(同様にたくさんのマンション・アパートがあります。)

 

Lots of people live there.

Especially in the big city.

(たくさんの人がそこに住んでます。特に大都市で。)

 

 

玄関の説明

次は「玄関」を紹介。

先生からは「日本語での名称を異文化教育の一環として教えてほしい」と依頼があったのでその説明も加えています。

 

さて、英語圏の家の殆どは、ドアを開けたらいきなりリヴィングとか、廊下みたいになっていて日本の玄関のようなスペースはありません。

 

これを子供達に分かりやすく説明するために準備したスライドがこれです。

 

 

このスライドを元に説明した内容です。

 

●●●

<上段のイラスト>

When you open the front door from

outside, you will see an entrance hall.

(外から表のドアを開けるとエントランスホールになります。)

 

It’s called “Genkan”.

(それは”玄関”と呼ばれます。)

 

In Japan, almost every house

or apartment has it.

 Even schools have it.

(日本ではほとんど全ての家やマンション・

アパート、学校にもあります。)

 

We take off their shoes there,

then put on slippers to wear inside.

(私たちはそこで靴を脱いで、室内用のスリッパを履きます。)

 

<下段のイラスト>

So, when you visit a Japanese house,

you take off your shoes, then put on

the slippers provided.

 

(なので日本の家を訪れたら靴を脱い出で 用意されたスリッパに履きかえます。)

 

This keeps your socks clean and 

 your feet warm.

(これは靴下を綺麗に足を暖かく保つためです。)

 

↑スリッパに履き替える習慣がほぼゼロなので、その理由を簡単に説明してあげることをお勧めします。

 


何故靴をぬぐのか?


私の周りでは、オージーでも家の床を汚したくないので「靴をぬぐ」人は多いです。

とは言え、丁寧にこの伝統的とも言える「マナー」について分かりやすく説明をすると、皆目を輝かせて聞いてくれました。

 

準備したスライドはこれです。

 

 

このイラストに沿った説明はこちら。

 

●●●

<1番目の枠内>

Because it’s hot and humid 

in Japan.

There is also a lot of rain.

(何故なら日本はとても高温で湿度が高いです。雨もたくさん降ります。)

 

<真ん中の枠内>

A long time ago, there were no

bitumen(/bɪtjʊmən/)roads,

only dirt roads.

(昔はアスファルト道路じゃなくて未舗装でした。)

 

You can imagine how wet and

muddy the footwear will be.

(どんなにぬれて泥まみれの靴になるか想像できるね。)

 

If they didn’t take off their footwear,

the floor was damaged by moisture.

(もし靴をぬがなかったら床は湿気で傷んでしまいました。)

 

<最後の枠内>

Also, people in the old days sat on

the floor directly to eat and sleep

more than these days.

(また昔の人たちは近頃よりもっと床に直接座って食べたり、寝たりしてました。)

 

So they avoided getting the floor dirty.

(だから床を汚さないようにしてたんです。)

 

Since then Japanese people still

have this habit.

(それ以降、日本の人たちはこの習慣があるんです。)

 

和室の説明

続いて「和室」の紹介です。

小学生対象なので、「床の間」は省略しました。

 

準備したスライドはこちら。

 

 

これを見せながら説明した内容は、

●●●

Next up is a “Japanese -style room”.

We call it “Washitsu.”

(次の話題は”日本スタイルの部屋”です。

私たちは”和室”と呼んでいます。

 

“Wa” means Japanese and 

“shitsu” means room.

(”Wa”は日本の、”shitsu”は部屋と言う意味です。)

 

Washitsu usually has two types of

sliding doors.

(和室には通常2つのタイプの引き戸があります。)

 

They are “shōji” and “fusuma”.

(それらは”障子”と”ふすま”です。)

 

Washitsu also has “tatami”

on the floor.

(和室はまた床に”畳”があります。)

 

I’ll explain about each of them.

(それらについてそれぞれ説明します。)

 

 

畳の説明

 

 

●●●

Ok, let’s start to talk about “tatami”.

(OK,畳について話を始めましょう。)

 

Tatami is a type of floor mat.

(畳は床マットの1種です。)

 

<上段の写真を説明>

The surface of tatami is made of “igusa”.

In English “igusa” is called rushes.

(畳の表面は”イグサ”で出来てます。)

 

The base of tatami is made of rice straw.

(畳の土台は稲わらで出来ています。)

 

OK, let me explain about rice straws.

(OK,稲わらについて説明するね。)

 

<右下の茶色枠内(畳床)を説明>

Rice is made of rice plants.

(お米は稲わらからできます。)

 

After harvesting, they are dried.

(収穫後は乾燥させます。)

 

The seed heads are going to be rice.

(穂先がお米になります。)

 

The stalks are going to be rice straws.

(茎の部分が稲わらになります。)

 

The rice straws are piled up about 40cm,

then they are compressed at extreme

pressure to about 5cm.

(稲わらは約40cmに積み上げられ、約5cmまで

すごい圧力で圧縮されます。)

 

This is going to be a base of Tatami.

(これが畳の土台になります。)

 

<左側の緑枠内を説明>

On the other side, “Igusa” from

tatami’s surface is also dried

after harvesting.

(一方、畳の表面の”イグサ”もまた収穫後に乾燥させます。)

 

Then they are woven.

(それから編み込まれます。)

 

Finally, Tatami makers attach this surface

to the base of the tatami.

(最後に畳職人が畳の土台にこの表面を取り付けます。)

 

 

障子とふすまの説明

次は障子とふすまの説明です。

用意したスライドはこちら。↓

 

 


障子の説明


●●●

<上段左>

Shōji is a sliding door made of

a wooden lattice frame and Washi.

(障子は引き戸で木枠と和紙で出来てます。)

 

“Washi” means Japanese paper.

Oh! Here is  “wa” again!

Do you remember what that means?

(和紙は日本の紙のことです。あらっ?

”Wa”がまた出てきたね。覚えてる?この意味?)

 

Yes! “Wa” means Japanese.

“shi” means paper.

(そう、”Wa”は日本のって意味で、”shi”は紙のことです。)

 

<真ん中と右端>

Washi used for shoji is thin and

let light into a room, but people

can’t see inside.

(障子に使われている和紙は薄くて、部屋の中に

光を取りいれます。でも外から中を見ることは

出来ません。)

 

It works as a super curtain.

(スーパーカーテンのようです。)

 

We used Shōji as a door or room divider.

(障子はドアや部屋の仕切りに使われます。)

 


ふすまの説明


 

●●●

Fusuma on the other hand is

made of thick paper, which means

it doesn’t let light through.

(一方のふすまは厚い紙で出来ています。

なので光を通しません。)

 

Fusuma is also used as room dividers,

and as doors for closers.

 

(ふすまもまた部屋の仕切りとして、また

押入れ(収納室)のドアに使われます。)

 

 

以上です。

次なる質問は「どんな遊びをしていたか?」

プレゼンした内容を只今整理中です。

 

 

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