今回は慣用句、【fit the bill】を使った表現の説明です。
実際に耳にした会話をイラストで紹介します。
fit the bill の意味
直訳すると「法案に合う」とか「請求書に合う」ですが、これが慣用句として意味を成すと
「要件(目的)にかなう」
「望みを果たす」
となります。
では、英語を英語感覚で理解を深める為に「英語の説明」を見ています。まずはコーリンズ辞典を参照。
『fit the bill』
そう、他の英語に置き換えるなら
“exactly the right person (thing)”
ですね。
もう1つ、ケンブリッジ辞典も参照します。
【fit the bill】(idiom)
(この新しいソフトウエアは適しています。)
引用元:Cambridgedictionary
夫や息子によると、無茶苦茶もっとシンプルな単語で言えば
perfect!な人や物。
いやー、分かりやすいです。決して忘れません。むしろ、こっちの方をよく使ってます。でも慣用句をちょっと口に出したい時もきっと訪れます。
なのでどんな時に実際に使えるか、私が「fit the bill」の表現を耳にした会話例をあげます。
会話例「実話編」
さて、場面は息子(この時点ではYear7:12歳)の通う学校でのTuck Shop Lady(学校の食べ物売店の女性従業員)と音楽部門を仕切る学長との会話。
売店の女性、ジャッキーは学長を呼び止めて話しかけました。
娘さんはこの学校の卒業生。更に学長が指導する音楽部門に所属していたので、親子ともどもよーく知っています。
さて、そのジャッキーの娘さんが数ヶ月後に結婚式を控えていました。
って言って、そのユーチューブビデオを学長に見せました。
つまり。。。
I’m looking for someone to play this on the piano for my daughter’s wedding!
(娘の結婚式でピアノでこれ弾ける人、探してるんです。)
Do you know anyone?
(誰か知ってますか?)
さーて、ここで慣用句登場!
I know someone!
(知ってるよ!)
*** might fit the bill!
(***がバッチリ適任だよ。)
この***たる人物が我が息子だったのです。(何だか親バカ話になってしまった?)
ってな訳で、この会話のやりとりを音楽学長から聞いた時に耳にした訳です。
更なる親バカ話、お付き合い下さい。
我が家の息子、ピアノはクラッシック王道で既にAMEBの演奏資格証をA+で取得してるんですが私にとっちゃー羨ましい限りの絶対音感の持ち主で「耳コピ」ができるのです。
音楽学長はそれを知っているので彼を任命してくれたのでした。
挙式にあたってこの他にも色々な「耳コピ」含めたリクエストがあり、これが初のお金を頂くお仕事に!
ちなみに、花嫁さんの大好きな曲のユーチューブ動画はこちら。
「Cannon in D + Here comes the sun: Wedding entrance」
1番最初の入場の場面(新郎新婦付き添い人、英語でbestman(ベストマン)にbridesmaid(ブライズメイド)、続いて花嫁とお父さんが入場)で使われました。
もう1つの花嫁リクエスト曲は、これもあるアーティストがアレンジした”ナタリーコール”の
「This will be an everlasting love」
こちらは、儀式でめでたく夫婦となった最後の退場の時に使われました。
一時的にわたくしたち親はリハーサル、キーボード機材運搬、料金面など付き人兼マネージャーになったのでありました。
当日のガーデンウエディング前の様子。↓
挙式中は撮影禁止のため、開始前のゲストの為に演奏中のところの写真です。
挙式終了後、このガーデンウエディングを仕切る会社の女性社長が気に入ってくれて「オファー」を頂いたんです。本当にどんな出会い、チャンスが巡ってくるか分からないもんです。
っと、私ではなく「息子の七光」で嬉しい経験をした親バカ話でした。
【fit the bill】の慣用句からウエディングの話までお付き合いいただいてありがとうございました。
🌟“fit the bill”の慣用句が登場するオーストラリアで人気の絵本があります。
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