【get it off one’s chest】ってどう言う意味?

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ある金曜日の午後のこと。

運転中に地元放送のラジオを聞いていると、ラジオパーソナリティが

Let’s tell us what you want to get off your chest this week!

とリスナーに問いかけました。

これ、和訳すると

今週あなたが打ち明けたい、もしくはうっぷんを吐き出したいことを教えてください。

【get off your chest 】→「胸から取り払う」

と言う感じで、何となく「胸に溜まったものを吐き出す」ってイメージはつきますよね。

実は、このラジオを聞いた数日前に、息子のピアノの先生から私宛に、この表現を使ったメールが届いたのです。

そう、先生の「胸に溜まったものが吐き出されたメール」を受けた私。。。
最後に会話した時は、至って普通だったのに。。。

何で直接その時に言ってくれなかったんだろう?


もう頭がこんがらまくり。それでかなりしょげまくったものの、もう4、5年のお付き合いで、先生の「性格」も分かっていたので、私なりに「先生の気持ち」を考えに考えまくりました。

そして、お詫びにチョコレートを持参して先生の所へ向かっていた途中で、このラジオを聞いたので、そりゃーもう、偶然か必然か?!

これも英語修得の一つだったんだ!と、改めて「生活から学ぶ英語」というものを感じ取ったわけです。(無理矢理 ポジティヴ思考です)

と言うことで今回は、【get it off one’s chest】を使ったネィティヴ表現を紹介します。

get it off one’s chestの意味

【get it one’s chest 】で「〜の胸の内を明かす、吐き出す」と言う意味です。

”it”が抱えている悩みや問題

この” it ”の代わりに

【get something off one’s chest】 にして

「胸に抱えている何かを吐き出す」

或いは

【get this off one’s chest】にして

「胸に抱えているこれを吐き出す」

など状況に応じて使い回します。

get it off one’s chestの使われ方

では、実際にどんな状況で使われるか、状況も合わせて例を挙げます。

不安、心配事を打ち明ける編                     


仲良しの友人がどうも最近よそよそしい態度をとってくる。
他の子には普通なのに。。。
「どうして?」と心配で浮かれない顔をしていたら、別の友人がやってきて

 

You don’t look happy.
What’s the matter?

(元気ないね、どうしたの?)

Oh, nothing.
It’s ok.
(あー、何でもない。大丈夫。)

It’s not ok, tell me what’s wrong.
if you get it off your chest, you’ll feel better.

(大丈夫じゃないよ。どうしたのか話してよ。
それ打ち明けたら気分良くなるよ。)

 

そして、悩みを聞いてもらった彼女は、今度は自分自身が思い切って「その問題の該当者」であるつれない態度の親友に直接打ち明けることに!

I need to get something off my chest.
Can we talk?
(私、モヤモヤしたものをスッキリさせたいの。
話できるかな?)

このように相手の心を開くとき、もしくは自分自身の悩みを直接該当者に打ち明ける時の両方に使えます。

秘密を告白する編                          


夫は妻に「禁煙」を固く約束した。
妻は信じて、とても喜んでいた。

 

ところが、夫はある日、1回だけ友人からの誘惑に負けて吸ってしまった。

 

そうとは知らない妻。

It’s been three months since you quit smoking.
(禁煙生活も3ヶ月ね。)
I want to give you something special.
(私、何か特別なもの、プレゼントしたいわ!)


さて、困りました。
夫は1回だけとは言えども、隠していることが心苦しくなってきました。
そこで、言うなら今しかない!

 

Well, I have to get something off my chest.
(あのさ、打ち明けなきゃいけないことがあるんだ。)

What’s up?
(どうしたの?)

Actually, I gave in and smoked only once.
(実は、1回だけ誘惑に負けて吸っちゃたんだ。)

give in to temptation

「誘惑に負ける」
*give in に続く” to temptation”は、ネィティヴ会話ではしばしば省略されます。

「誘惑に負けて〜する」
”give in and 動詞”で「誘惑に負けて動詞をする」となります。

例)Even though I was on a diet, I gave in and ate chocolate cake last night.

このように、隠している事が心苦しくなって「打ち明ける」時にも使われます。

我慢したり、溜まった不満・怒りを打ち明けたい編           

<仕事で溜まった不満を聞いてもらい、お礼を言う編。>

Thanks for listening to me complain about my work.
I just needed to get it off my chest.
(仕事の不満、聞いてくれてありがとう。ちょっと溜まったものを吐き出す必要があったから。)


<溜まった不満相手直接言う編>

不満、怒りを相手に言う場合には「我慢してたけど言わせてもらう(そしてスッキリさせる)」と言う意味合いになります。

I have to get this off my chest.
I’m tired of your rudeness to me!

(我慢してたけど言わせてもらうわ。
あなたの私に対する失礼な態度、もううんざりよ。)

さて、私が受けたメールはこの我慢していた「怒り」を打ち明ける編に該当。。。

 

Good morning,

I just need to get this off my chest, so that I can hope it doesn’t happen again and I can move on.

 

(おはよう、
私はそれが二度と起こらないことを願い、気持ちを切り替えられるように、ちょっとこれを言わせてもらう(打ちあける)必要があります。)

続く。。。

このような出だしで書かれました。

ただこれを伝えれば” I can move on(気持ちを切り替えられる)”からで、「喧嘩」を仕掛けてきている訳ではありませんでした。

と言うことで実例を挙げましたが、この他にも先生からのメールでは今となっては冷静に受け止められるような

あー、こう言う状況だとこう表現するんだ!

と参考になる英語表現が多々ありました。

メールの内容を含めて詳細はこちらの記事で書いています。

今回は、「カジュアルな表現」で比較的近い存在の相手に使えるセリフ、

“get it off one’s chest”「胸に抱えていたものを打ち明ける、吐き出す」
を紹介しました。

とは言うものの、、、
あんまり、溜め込みたくないし、溜め込められたくもないですな。

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