オーストラリアは、4歳を迎える幼稚園生の早期教育を推奨しています。その一つの対策として「キンダーガーテンプログラム」を取り入れている事は「4歳幼稚園探しは重要!キンダーガーテンプログラムとは?」の記事で紹介しました。
子供に適した幼稚園選びをする為に公立と私立の特徴と違いをまとめました。
公立キンディと私立キンディクラスの違い
家庭状況によって公立にするか私立にするか、選択は変わってきますよね。何が異なるのか、まとめました。
対象年齢は?
公立の場合
公立キンディは「7月1日生まれから翌年の6月30日生まれ対象」と決まっています。
☆詳細は「4歳の幼稚園探しは重要!キンダーガーテンプログラムとは?」の記事をどうぞ。
地域のよっては、6月30日までに4歳を迎えない3歳児も空き次第で受け入れていました。これはあくまでも例外ケースです。
私立の場合
私立のデイケアは、
- 1歳~3歳が”Toddler class”
- 3歳~5歳が”Kindy class”
と、3歳児に対しての受け入れに対し幅を利かせている所が多いのが特徴。
その子の発育状況によって早めにキンディクラスに移動させるなど適応しています。
運営時間は?
公立の場合
殆どの公立は週5日間対応ではありません。2週間で5日間の運営です。
大抵、”1週目が週に3日””翌週は週に2日”の繰り返し。
時間帯も1日6時間(8時45分~14時30分)の所が多いのでフルタイムで働いている場合は“誰が子供を送迎するのか” “キンディのない日”対策が必要になります。
私立の場合
私立は週5日対応、時間帯も1日10時間から12時間対応(6時から18時)がほとんど。
親の都合のいい時間に送迎が可能なのが何よりのメリットです。
料金は?
料金はいずれも収入によって政府のサポートがいくらか可能な場合があります。
公立の場合
やはり公立は私立に比べて安いです。
地域によって価格は異なりますがおおよそ1日$25~40ドル。
息子が入れなかったど田舎キンディは1日約$25とありました。
私立の場合
私立はどこも高いです。
息子が通った所は、平均でどこも1日$65~70(食事なし)でした。今もっと値上がりしてると思います。大都市は$100ドル、もしくはそれ以上します。
平均価格の参照はこちら↓
ファミリーデイケアの場合
ファミリーデイケアは利用時間で支払います。
私の息子の場合は、1時間$6.50で9時から16時まで7時間依頼だったので1日$45.50でした。
但し、子供の数が4人までで年齢層が曜日によって違うのでキンディプログラムを遂行しているファミリーデイケアは殆どありません。それでもエデュケーター(ケアラー)次第でプログラムに沿った内容を取り入れている場合もあります。
キンダーガーテンプログラムの実行は?
公立の場合
必ずキンダーガーテンプログラムを遂行できる先生の資格者がいます。
ベテランの場合が多いです。
私立の場合
必ずしもプログラムを遂行しているとは限りません。その資格者がいない場合もあります。確認する必要あり。
それぞれのメリットとデメリット
公立キンディの場合
メリット
- 料金が安い。
- 必ずキンダ―ガーテンプログラムを遂行する資格者がいる。
- その地域に住む子供たちの多くが同じ小学校に通うケースが多いので友達作りに最適。
デメリット
- 週5日体制でない事、時間帯が8時半から2時半の場合が多い事からフルタイムで働く親にはその対応策が必要。
- 各地域に1つしか存在しない為、定員数オーバーになりやすい。早期申込みが必須。
- キンディプログラム遂行資格者滞在と言えその地域によって先生の質が異なる場合あり。
私立キンディの場合
メリット
- 週5日、10~12時間(6時から18時)対応なので都合のいい時間に送迎が可能。働く親に最適。
- 3歳の時点でプログラム実施のクラスに移る事が可能。
- ど田舎でない限り、2つ以上のデイケアがあり子供に適した所を選べる。
デメリット
- 料金が高い。
- プログラム遂行の資格者がいるとは限らない。
いずれにせよ、教育者側の力量に左右される事は間違いないです。「遊びながら学ぶ」事に対して”この遊びはこうしたベネフィットがある”と理解してそれに導くようにサポートするのとただ単に”はい、これやってみよう!”とスケジュールをこなすのとでは大きな差があります。
又、子供がそこで楽しめるかどうか雰囲気も大事なので子供と一緒にたくさん足を運んで自身の目で我が子にあっているか見極めるのが大事ですね。
次回はもし引っ越しや何らかの理由で公立幼稚園の申し込みに間に合わなかった場合に何が出来るのかなど実際に体験した情報を紹介します。記事はこちら。