オーストラリアの幼児教育は「遊びながら学ぶ」ことが基本です。
アジアの教育はどちらかと言うと目に見える形での勉強方式と言われている為、その環境が常識の保護者からすると一見「毎日遊んでばかりいる」と思う人が多いようです。
実際に私が受講したコース(チャイルドケアアシスタント資格)のテキストにもその内容が登場。
対応法として“オーストラリアは「遊びながら学ぶ 」ことをベースにしている”と伝える必要があるとありました。
ここでは息子が通ったデイケアや、私が訓練生としてお世話になったファミリーデイケアで実際に体験したアクティビティの一つ、”What’s the time, Mr Wolf ?”の遊び方と得られるベネフィットを紹介します。
遊び方
これは日本の”だるまさんがころんだ’の遊びに似ています。
1.鬼(wolf)を決める。鬼は他の子供に背を向けて立ち、他の子供は距離を設けて横一直線に並び、「 What’s the time, Mr Wolf ?」と鬼に聞く。
2.鬼は好きな時間を言う。例えば1時なら ”It’s 1 o’clock.”
3.他の子供は一斉にその数字の数だけステップ。(1時なら“One”と言いながら1歩前進)
4.②と③を繰り返し、鬼は皆が接近してきたのを感じ捕まえようと思った時に、時間を言う代わりに「It’s Dinner Time!」と言って振り返り追いかける。
5.皆はスタートラインまで戻ったらセーフ、最初に捕まった子が鬼(wolf)の番。
学べる事
道具を使わずに元気に体を動かして遊べる人気のこのゲームの教育方面のメリットは、
1.数字のカウント力向上
2.時計の時間を言う訓練
3.議論・会話力の向上
4.観察力の発育
5.個性と社交性の発達
と言われています。
この遊びをしていない幼稚園やデイケアはほぼないに等しいです。
2歳児でもサポートしてあげると喜んで数を数えながら仲間入りしていました。
英語でのサイトはこちら↓
日本の”だるまさんが転んだ”を紹介して異文化交流を図る事も可能です。ご参考までにどうぞ。
☆「だるまさんが転んだを英語で紹介」の記事はこちら。
☆「ダックダックグースは”ハンカチ落とし”に似ている」の記事はこちら。
☆「ハンカチ落としを英語で紹介した実例」の記事はこちら。
☆「海外の子供達、歌とダンスで数字のカウントを学ぶ。”5 little monkeys jumping on a bed.”の紹介。保育士はこうしています情報!」の記事はこちら。
☆「海外の子供に人気の英語でカウントする遊び歌。”Ten in the bed.”」の記事はこちら。