ジョコヴィッチ騒動で地元の人たちの多くが感じていること。ジョコヴィッチのお母さんには理解できないのだろうか?

オーストラリアオープンに出場する為にやって来たジョコヴィッチ。

 

出場する為には「2回のワクチン接種」が必須条件。

でも彼は「ワクチン接種を拒否」している事を公表していただけに、この大会に出場するかどうか何ヶ月も憶測がありました。

 

そして予想外の展開で「医学的免除」を受けてやって来た。

 

「ジョコビッチ、メルボルンの空港で足止め。」

「ワクチン接種を受けていないが医学的免除の証明を受けていたのにビザをキャンセルさせられた。」

「彼を含めた弁護士側は、オーストラリアが求める全てのプロセスと資料を揃えているのにこれは違法だ!訴える!」

 

オーストラリア以外でこの部分だけのニュースを聞くと

「えっ、何で?」

「ジョコ殿、可哀想。。。」

 

と同情してしまうかもしれません。

 

オーストラリアのそれまでの状況

特に彼が到着したメルボルンでは約2年に渡って厳しいロックダウンを強いられて来ました。

 

私が住むクィーンズランド州は12月13日を迎えるまで他州とのボーダーを設けていましたが、その間にワクチン接種を呼びかけ、オープンになったら必ずやコロナが入ってくるのと、2度とロックダウンされたくない、と言う思いで皆駆け込みで接種しました。

 

皆、どの州もアンチ接種派以外は、元の生活に戻る為に不本意であっても「ワクチン接種」をし、少しずつ希望の光が見えて来ていた頃に「オミクロン株」が!

 

感染力が強いため、一気に検査をする人が急増。

簡易テスト(キット)は手に入れても1箱$20ドルもするどころか、品薄、所によっては品切れ状態。

 

となるとPCRテストを受ける人たちが大幅に増える。

夏真っ只中で何時間も長蛇の列を作り、結果が出るのも5日以上かかったりする。

 

一方で感染者急増の為に物資を運ぶドライバー不足でスーパーの棚はガラガラ。

必要な物さえ手に入らない。とにかく我慢して生活するしかない状況なのです。

 

地元の人たちの思い

 

ワクチン接種した人からすれば

「そうしないと元の生活に戻れない。」

「医療崩壊してしまう」

「仕事を続ける為には必須」

 

●●●

我々だって元の生活に戻る為に「ワクチン接種」したんだ。

何でルールに従わない?

彼だけ特別?

 

 

 

アンチ派からすれば

「接種してないからバーにも行けない。」

「いろんな制限を強いられている」

「個人の自由の尊厳に違反する」

 

 

●●●

接種しないがために職、失ったんだ。

6ヶ月以内に感染した人、一杯いる。

何で彼だけ特別なんだ?

 

 

って言うのが本音なんです。

 

そしてその不信や疑問は

 

●●●

「何で医学的免除したんだ?」

「どうやって彼は証明書をとった?」

 

と、免除をした側と同時に「ジョコヴィッチ」の行動に向けられました。

なので、ビザキャンセルがどうのこうの。。。よりも

 

「このパンデミックで皆が苦しんでいる時に自分だけ特別にスルーしてでもタイトル獲得に向かう姿勢」

 

を問題視しているのです。

 

 

ビザキャンセル、それに至るまでの経緯でテニス協会と主催地ヴィクトリア州、実際の入国を認めるかどうかの連邦政府でのコミュニケーション不足はかなり問題です。

 

でも、それよりも世界1のテニスプレーヤーが地元の人たちの苦しみを理解せずに「自分は大歓迎で迎えられるはずだ!」と思ってしまったのか?

 

彼の周りで誰か1人でもオーストラリアの状況や他のテニスプレーヤーたちの思いを伝える人がいたら。。。

 

置かれている立場と考え方の違いは大きい

オーストラリアの人たちからすれば、彼がちゃんと他の人と同じように「ワクチン接種」して「オーストラリアオープン」に出場を決めていれば事態は一変したはず。

 

拒否していた「ワクチン接種」を受け入れてもタイトル獲得を目指す!

それだけ「こだわり」がある!我々に勇気と希望を与えてくれる。

応援するぞ!

 

逆に、「ワクチン接種拒否」を貫く為に「新たなグランドスラム記録」を諦めたとしたら、

「残念だ。同情するけど彼の選択だ。プレーできる所で頑張ってほしい。」

 

っとなったと思うのです。少なくともオーストラリアでは。

 

ところが、彼の周りや国は「トッププレーヤーをいじめている。」とか「政治に関与している」とか。。。

 

ジョコビッチのお母さんも不満と複雑な心境

恐らく、オーストラリアの苦しむ人たちの気持ちを把握していなかったのは「ジョコ殿」だけではなかったようで彼のお母さんも不満を記者会見で言っているのを見ました。

 

メルボルンの空港で足止めを喰らい、入国に必要な審査書類に不備があったとしてビザをキャンセルされ、移民ホテルへ移った後の頃のインタヴュー。

「彼らはまるで囚人扱いで拘束している。公平じゃない。」

「宿泊施設は小さくてひどいもの、虫もいるし食べ物もひどい。」

「もっといいホテルとか家を借りることさえ許してくれない。」

 

その後、訴えて勝訴したものの、すかさず移民大臣が権限で更にビザをキャンセルする可能性が伝えられました。

 

それと同時に「書類の不備」から始まって次々と医学的免除についての疑惑が噴出。

「過去14日間に渡航歴」があったのに”NO”にチェックしてたことから始まって、コロナの陽性結果が出た翌日もその次の日もイベントに参加していたことなど。。。

 

この状況でのテレビインタヴューも見ました。

この動画のしたの記事に抜粋して内容を掲載しています。

和訳つきです。

 

以下はその時の記事です。

引用元:Noval Djokovic’s mum opens up about his son’s exemption saga/Daily mail

 

ジョコヴィッチの今までの体調について

TVキャスターが、「12月に感染したコロナ含め、タフを強いられたと思いますがこの大会を迎えるにあたって十分な準備はできていますか?と聞くと

 

‘Now he has more strength and power to win this because he wants to show

everybody in the world why he is the best in the world,’ 

 

「今、彼はこれを勝ち取るためのより多くの強さと力を持っています。なぜなら、彼はなぜ彼が世界で最高であるかを世界中のすべての人に見せたいから」

 

 

勝訴した後、移民大臣が2度目のキャンセルをする可能性について

 

‘I was reading in the newspapers there’s still the possibility they may deport him so I’m very worried and I realize that this is not over yet and we are all praying that he will stay,’

私は新聞を読んで彼らが彼を国外追放する可能性がまだあるので非常に心配しています。これはまだ終わっていないって認識しています。私たちは皆、彼が滞在できるように祈っています。

 

‘I hope everyone is thinking the same.’

(全ての人が同じ考えであることを望みます。)

 

‘Don’t throw him out, he is a tennis player, he is not politician, he is not a criminal, he is not a murderer, he’s just a tennis player, the best in the world, just let him  play and show what he knows.’

「彼を放り出さないで。彼はテニスプレーヤーです、彼は政治家ではありません、彼は犯罪者ではありません、彼は殺人者ではありません、彼はただのテニスプレーヤー、世界で最高のね。ただ彼にプレーさせてあげて、そして彼のテニスを見せてあげて。」

 

‘He came to Australia to play and to win the Australian Open, this is his goal.’

「彼は全豪オープンでプレーして優勝するためにオーストラリアに来ました。これが彼の目標です。」

 

 

移民大臣に対して

 

TVキャスターが「1人の移民大臣が決定を下すことに対して公平だと思いますか?」と言うと、

‘The Honourable Judge Kelly made the decision he was free so I cannot understand why one man can make the other decision…… but I don’t know your laws in your country so I really don’t understand,’ 

「ケリー名誉裁判官は彼が自由であると決定したのに、なぜ一人の男が他の決定を下すことができるのか理解できません……でも私はあなたの国のあなたの法律を知らないから私は本当に理解できない。」

 

 

ジョコヴィッチのワクチン接種拒否について

‘As a mother, I can’t pressure him,’ she said. 

‘I don’t know what the problem is if he doesn’t want to get vaccinated – that is his choice,’ 

「母親として、私は彼に圧力をかけることはできません」と彼女は言いました。

「彼がワクチン接種を拒否するとそれが何が問題なのかわかりません。それが彼の選択です。」

 

‘Each person on this world has the opportunity to make this choice, this is like human rights.’

「この世界の各人はこの選択をする機会があります、これは人権のようなものです。」

 

 

オーストラリアオープンの規則と地元の人たちの思いについて

TVキャスターが「オーストラリアでは政府の政策でコロナ禍を乗り越える上でワクチン接種が必要とされ、色々ありながらも皆やってきました。なのでワクチン接種がオーストラリアオープンの選手も観戦者も必須条件となりました。そんな中、ある人たちからすると接種をしていないのに参加をする事を受け入れ難いと感じていますが、どう思いますか?」と聞くと

‘It’s not that I’m against vaccination, of course, I’m not, but if you’re vaccinated, it’s not that you’re protected from the coronavirus.

A lot of people who have two or three vaccines get ill.’

I don’t understand this law that only if you’re vaccinated you can play,’ she said.

‘Are they afraid he’s going to cough on the court? It’s silly.’

 

私は接種に反対しているわけではありません。もちろん私はそうではありませんが、接種を受けていても、コロナウイルスから保護されているわけではありません。

2回、3回のワクチン接種してる人の多くも病気になります。

「接種したらプレーできるっていう法律が理解できないわ

「彼らはジョコヴィッチがコートで咳をするのを恐れてる?そんなのばかげているわ。」

 

 

 

やっぱり、置かれた立場が違うと考え方も違ってくるんですね。

母親としての気持ちは痛いほど分かる。。。

 

でもどうしてもこのパンデミックの最中で苦しみながら耐えている、そこの国のルールに従っている他の人たちの事を全く無視している気がするのです。

 

接種したからコロナが消滅するわけではないし、接種してもまたかかる人がいるのも事実。

 

上記には省略しましたが、彼女は他にもオーストラリアオープンに対して

「コロナで病気ならプレー出来ないし、元気だったらすればいい。PCR検査を毎日すればいいだけのこと。」

 

って言いました。

 

そのPCR検査に大変な思いをしている人たちをまた無視した意見。

 

医療の最前線で働く人たちの疲労や、第一派の時に接種できていれば落とさずに済んだ貴重な命がたくさんあったこと、本当に必要な治療が医療圧迫で出来ない人たちがいることとか、考えたことあるのだろうか?

 

私も含めて親族の逝去に立ち会えなかった人たちの思いとか。。。

 

接種をしない選択をするのも自由、他国であるオーストラリアオープンが彼女の言う理解できないと言うルールなら参加しなければいいと思うけど、そこがやっぱりNO.1の母ともなると感覚がおかしくなるんだろうか?

 

私もよく肝に銘じておこう。

我が息子が将来有名になった時にゃ。。。

 

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