英語圏で学ぶ句動詞の使い方。「品詞の組合せ」で目的語が必要な「他動詞型」かどうか見極める。

英語の句動詞を本格的に学び始めると、一杯出てくる「品詞」の組合せパターン。

 

句動詞の意味を知っているだけでは、聞く側だといいんですがいざ自分が使う時

「あれっ、この使い方は目的語必要だっけ?」

「これって分離できたっけ?」

 

と混同することしばしば。

 

私自身が語学学校で学んだ時、要は使いこなす事が目的とされていたので

 

👆目的語を持つ「他動詞型」

👆持たない完結型の「自動詞型」

👆両方!

 

とそれぞれの使い方を状況を踏まえて徹底的に訓練しました。

 

ここでは英語圏で学ぶ、若しくは英語サイトで登場する「句動詞の型」と、更に「目的語を持つかどうか」で分類した場合を一覧表にしました。

 

 

その前に、そもそも「句動詞の品詞パターン」を知るって、、、

何の為に?句動詞をただ暗記するだけではダメなの?と。。。

 

 

思ったこと、ないでしょうか?

ややこしい「品詞の組み合わせ」を、いちいち句動詞ごとに分析する事は「莫大な時間と労力」がかかりあまり実践的ではありません。

 

だからと言って単に「丸暗記」してもこれまた状況次第で「使われ方」が変わるので実践的ではありません。

 

 

でも「組合せ」のちょっとしたルールと言うか”特徴”を知ると、かなりメリットがあります。

 

組み合わせのルールを学ぶメリット

ネィティヴは句動詞たるもの、一切習いません

そのくせ、日常会話でガンガン使いまくります。

 

 

句動詞は1つの単語に置き換えられる事が多いのですが、句動詞にした方がややカジュアルになる為に普段飛び交う会話に一杯登場するのです。

 

 

しかもネィティヴは、「目的語」を「動詞と副詞の間」に挟んだ表現もたくさんします。

 

 

例えば 、申請書や問診票などの”全項目を記入する”場面でよく耳にするのが

「この用紙に記入して下さい。」と言うセリフ。

 

 

フォーマルな”complete”よりも”fill out”の方がよく使われています。

 

 

実際、コロナの予防接種の予約を息子の為にオンラインでとった時に登場しました。

しかも両方の表現で!

 

 

 

赤線:カジュアル表現

クリニックは診療前にコロナの同意書に記入してもらう必要があります。

 

青線:フォーマル表現

もし既に予約後にオンラインで申請書に記入済みの方は無視して下さって結構です。

(このように英語は同じ表現を続けて使うのを避けます。)

 

 

会話ではこんな感じです。↓


☆フォーマル編☆


●●●
フォーマル編

 Please complete this form.

 


☆カジュアル編☆


●●●
カジュアル編

Could you please fill out this form?

Could you please fill this form out?

 

カジュアル編の句動詞 “fill out” は、「目的語」を動詞と副詞の間に挟んだ表現もよく耳にします。

 

この目的語を「動詞」と「副詞」の間に挟めるのは「他動詞+副詞」の組合せだけ

 

 

 

句動詞を習得する時にただ単に丸暗記で覚えるよりも、「他動詞+副詞」の組合せとして「挟み込み型」も可能であるパターンとして覚えた方がよりネィティヴ表現の理解度、そして自身の表現力もグーンとUP!

 

更にもっと伝わる英語にするには、「句動詞の場合のアクセント」も必要になってきます。

 

「英語は”強弱とリズム” Sentence Stress (文の強勢)が分かれば通じる、聞き取れる!」の記事で動詞や名詞、副詞などの「内容語」が強調されると紹介しました。

 

英語の話し方のコツは ’強弱とリズム’ーSentence Stress(文の強勢)が分かれば聞き取れる!通じる!
「通じる」英語と「聞き取り」のキーポイントは、英語の強弱とリズムにあり。この記事ではリズムのルールとなるSentence stress(文の強勢)を分かり易く、ネィティヴの発音付きで紹介します。

 

 

ところが、「句動詞」の場合は殆ど「動詞よりも副詞」が強調されます。

 

逆に「前置詞」の場合は弱く、動詞の方が強調されるのです。

 

なので「句動詞」を習得する時に「動詞」にくっつく品詞が「副詞」か「前置詞」かを理解して発音の強勢もした方が通じる英語になるのです。

 

これはまた別記事で紹介しますが、その為にも「句動詞」のパターンを知って「どれが副詞か?」「挟み込み型になるか?」など理解できた方が発音する時、聞き取るときに断然有利になります。

 

組合わせのルールを知らないと困るデメリット

もし、句動詞だけガンガン覚えて「組合せ」の特徴やルールに無知だと後で何が困るか?

例えば前述した「目的語」を「動詞と副詞の間」に挟んで使う表現。

「〜の面倒を見る」で使われる“look after”

 

●●●

目的語を間に挟めるんだから

“I look her after.

と言ってしまったり(多分ないと思うけど。。。。)

逆に「目的語」を必要とする事を知らないで、

 

●●●

I know her. Don’t worry!

(彼女のこと、知ってるよ。心配しないで。)

I look after  !

(僕が ? 面倒)

と、目的語をすっ飛ばしたり。

でも “look after”は「自動詞前置詞」の組み合わせである事を認識すると、


☆分離できない理由


 

①「自動詞+前置詞」パターンは、いつもセットで「目的語」を含む「他動詞的扱い」になる。

②「自動詞 look」は「〜を、〜に」の助詞的役割がない!
従って名詞や代名詞を繋ぐ接着剤の「前置詞 after」が必要
で、いきなり「目的語のher」を持ってこれない。

  look after /her (〜の面倒を見る/彼女)
❌ look her after (見る 彼女の 〜の後で)

従ってこの「自動詞look+前置詞after(&名詞か代名詞her)」は分離できない!

 

 


☆必ず目的語が必要な理由


 

「自動詞+前置詞」のパターンは常にセットで「目的語」を含んだ「他動詞的扱い」になる。

従っていつも”〜を、〜に”の前置詞の後には「目的語」が必要になる。

 

こんな風に、ネィティヴでない限り私たちは「ルールや特徴」を頼りに学んでいくしかないです。

でも、あまりにルールに囚われすぎると肝心な「英語を使ってコミュニケーションをする」と言う会話やメールでのやりとりから遠ざかってしまいます。

なので応用を効かして英語表現UPの為に「組合せ」パターンの特徴を知ることは決して無駄ではないと思います。

実際、海外生活でいざ自分が話したり書いたりする立場になると、「聞いて真似した」だけではいつまでたっても「これって本当に正しいんだろうか?」とモヤモヤする事が多々ありました。

でも、腰を据えて「まずは基礎のルールを知る」「ネィティヴ表現を一杯聞く」「実際に自分で話す、書く」事で「ネィティヴの真似だけ」から脱却して自分の言葉で発せられる応用が効くようになります。

と言うことで、私が語学留学した時に学んだ情報と英語サイトを整理した「句動詞のパターンと捉え方」を紹介します。

 

 

マルチワード動詞の3つの種類

 

英語サイトの「句動詞の型(Phrasal verb forms)」で登場する主な呼び名です。

 

日本語の参考書以外に英語サイトで学びたい!という方は、英語での表現法を知る必要があります。

 

下記は「句動詞」を、動詞と1つまたは2つ以上の助詞(副詞や前置詞)と組み合わさって動詞の意味をなす”マルチワード動詞”と呼んで3つのタイプに分けたものです。

 

1.Pharasal verb(句動詞)

→「動詞+副詞」パターン

(他動詞+副詞、自動詞+副詞)

 

2.Prepositional verb(前置詞付き動詞)

→「自動詞+前置詞」パターン

 

3.Pharasal prepositional verb(前置詞付き句動詞)

→「自動詞+副詞+前置詞」パターン

 

Transitive phrasal verb VS Intransitive phrasal verb(他動詞的句動詞 VS 自動詞的句動詞)

 

最初に紹介した「句動詞の3つのパターン」(動詞+副詞)(自動詞+前置詞)(自動詞+副詞+前置詞)を、「目的語を持つかどうか?」を基準に分類しました。

 

 

これは、動詞に副詞や前置詞がくっついて意味を成すもの全てを総称して「句動詞」と見なす考え方で、要は「目的語」を持つかどうかで分類したものです。

 

 

私はこれが1番の基本の考えになっています。

 

実際に話す、書くとなるとその句動詞に「目的語」が必要かどうかがかなり重要なポイント。

「目的語」を必要とする組合せは3つ、必要としない組合せは1つです。

一覧表にしました。

 

 

英語の辞書でも、目的語を持つ句動詞には
“transitive” と表示されます。

 

引用元:Macmillan dictionary

 

 

目的語を持つ組み合わせは3つ。

 

1.「他動詞+副詞 & 目的語」

ネイティヴがガンガン使いまくる「目的語」動詞」と「副詞」の間に挟む使い方ができるパターンです。

 

✅ Put on the cap.

✅ Put the cap on.

(帽子かぶって!)

 

注意!

目的語が代名詞の場合は「挟み込み型」のみ可能。

 

✅ Put it on.

❌ Put on it.

 

(英文の構造ルール上(重要・新情報が末尾にくる)と強弱リズムの関係から)

 

2.「自動詞+前置詞 & 目的語」

通常、自動詞は目的語を必要としませんね。

そこをもっと詳しく説明する為に修飾語を付けた組合せ。

 

「〜を、に」の助詞的役割として「目的語」の名詞や代名詞の前に「前置詞」を動詞にくっつけているので「Prepositional verb」(前置詞付き動詞)と呼ばれます。

 

I’m looking for a job.

(仕事を探しています。)

 

「自動詞」 前置詞(接着剤)→「目的語(名詞や代名詞)」

なので、このパターンは「目的語」を「動詞と前置詞の間」に挟めません。

❌ I’m looking a job for.

 

 

3.「自動詞+副詞+前置詞 & 目的語」

 

2 の「自動詞+前置詞&目的語」に「副詞」が加わった組合せ。

 

Watch out for fire.

(火に気をつけて。)

 

これも目的語を必要とする組合せながら「自動詞」故に「〜を、に」という助詞的役割の「前置詞」が必要なケース。

 

目的語となる「名詞、代名詞」を「前置詞」と切り離せないので分離は不可能。

❌ Watch fire out for.

❌   Watch out fire for.

 

 

さて、ここで気づかれたと思いますが、

表の1番左の緑枠、目的語なしの完結型である

「自動詞+副詞」

→Watch out! 

これに「前置詞&目的語」が付くことで「目的語」を持った「Transitive(他動詞的)」に変化して

「自動詞+副詞+前置詞&目的語
 →Watch out for fire!

 

このように句動詞は、使い方次第で「他動詞的」「自動詞的」に変化することが多々あります。

 


☆目的語を持たない完結型は1つ


「自動詞+副詞」

 

代表的なのが

“Come back!”(戻って)

“Look out!”(気をつけて)

 

これにあえて目的語を加えたい場合、後ろに「前置詞+目的語(名詞や代名詞)」を付けると、あっという間に「他動詞的句動詞」のパターンへ!

 

“Please come back to Japan.”

Look out for fire!”

 

そこで「句動詞の効果的な練習の仕方」を紹介します。

 

 

練習の仕方(効果的な覚え方)

 

それぞれのパターンを1つの例だけでなく変化させて使う!

例えば

Watch out! (自動詞+副詞の完結型)

↓更に目的語を付けたら

Watch out for fire (something)! (自動詞+副詞+前置詞&目的語

 

 

 

Put on your shirt! (他動詞+副詞&目的語)

分離型だと

Put your shirts on!

 

 

また、下記のように特に同じ句動詞でありながら使い方で「他動詞的」或は「自動詞的」になったり、中には意味が変わる場合もあるので両方、例文を作って口に出しまくります。

 

いくつか例を挙げます。

Break down

-Transitive phrasal verb (他動詞的句動詞)

 

✅ Break down a wall. (他動詞+副詞 & 目的語)

分離型だと ↓

Break it down.

(壁を壊せ!)


-Intransitive phrasal verb(自動詞的句動詞)

 

✅ My car broke down. (自動詞+副詞)

(私の車が壊れた。)

 

Give up

-Transitive phrasal verb (他動詞的句動詞)

✅ I’ll give up smoking. (自動詞+前置詞 & 目的語)

(私、タバコをやめるわ。)


-Intransitive phrasal verb(自動詞的句動詞)

✅ Don’t give up! (自動詞+副詞)

(諦めないで!)

 

Take off

-Transitive phrasal verb (他動詞的句動詞)

Take off your jacket. (他動詞+副詞&目的語)

分離型↓

Take it off.

(ジャケット脱いで。)


-Intransitive phrasal verb(自動詞的句動詞)

✅ The plane took off 10min ago. (自動詞+前置詞)

(飛行機は10分前に離陸した。)

 

他動詞+名詞+前置詞 & 目的語のパターン

さて、ここまで目的語を必要とする

「他動詞+副詞&目的語」

「自動詞+前置詞&目的語」

「自動詞+副詞+前置詞&目的語」

 

目的語を持たない完結型の

「自動詞+副詞」

 

のパターンを取り上げました。

 

もう一つ、目的語を必要とするパターンが存在します。

「他動詞」の後に「名詞+前置詞&目的語」が続く句動詞です。

 

代表的なのが “take” で始まる句動詞。

 

上記のように他動詞”take” は後に続く名詞の動きをとる事から、この名詞は”動作名詞”とも呼ばれ、実質takeの目的語になっています。

 

それに前置詞+目的語(名詞か代名詞)がくっついて動詞の意味をなすパターン。

 

他にも”make fun of (someone)”〜を茶化す、馬鹿にする

●●●

Don’t make fun of me!

(からかわないで!)

などもこうしたパターンの句動詞ですね。

 

まとめ

 

句動詞(Phrasal verb)は、実生活でも頻繁に登場します。

呼んだり聞いたりする分には、既にそこに「目的語」があるかどうか一目瞭然ですが、いざ自分が使う側になると、

 

「あれっ?このセリフの場合、目的語必要だっけ?」

 

と戸惑うことが頻繁にあります。

こればかりは、ネィティヴでない限り訓練して身につけるしかありません。

 

前述したように、句動詞をただ丸暗記するのではなく、他動詞的句動詞なら「目的語」もくっつけて更には「挟み込み型」も一緒に例文を作って覚える、「自動詞的句動詞」にもなるなら完結型の例文を作って加えて覚える。

 

辞書で意味を調べる時には、「Transitive」か「 Intransitive」か?或は両方の表現か?

例文を確認して覚える。

 

覚えるというよりは、声に出して使いまくる!

 

 

 

お勧め教材

試験対策よりも自分で「句動詞」を使いこなしたい!と実践型の重視の方は、何度も繰り返しますが

 

1.「目的語」をすっぽかさない為にもその句動詞が「Transitive phrasal verb(他動詞的句動詞)」かどうか明記されたものが良い。

 

2.ネィティヴみたいに「挟み込み型」で話せるように「他動詞+副詞」のパターンかどうか明記されたものが良い。

 

3. 通じる英語の為に「句動詞の場合のアクセント」で「副詞」か「前置詞」かを見極める必要があるからどちらか明記された方が良い。(他動詞・自動詞+副詞/自動詞+前置詞など)

 

 

これらをかなり満たしてくれている日本の教材を見つけました。

もっと感動したのが「句動詞の発音」についてまで取り上げているところ!

 

これぞ、伝わる英語として必要なものです。

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海外での英語学習者が使っている教材です。

 

 

私がこれまで説明してきたような「目的語」をとるかどうかに拘った教材。

しかも「自動詞型」から「他動詞型」へ使い方の応用が効く訓練も!

 

ネィティヴと違って非ネィティヴが訓練しなければならないのがParticleと呼ばれる「副詞」や「前置詞」がいつ、どんな時に必要かを理解して、それを訓練するために作成された素晴らしい分かりやすい説明付きのテキストです。

 

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