英語のラビットとヘア!両者が揃って登場する小学生に人気の本。これで使い分けが丸わかり!

”うさぎを表現する英語には

品種の違いから

「Hare」「Rabbit」がある事を説明しました。

 

日本語訳で出てくる

 

ラビット⇒飼いウサギ

ヘア⇒ウサギ

 

のように’家畜’ か ’野生’ かで区別するべきではないをお伝えしました。

 

 

☆記事はこちら「飼いうさぎ=ラビット、野生うさぎ=ヘアではない」

 

ここでは実際に環境によって使い分けている「うさぎ」の表現法が登場する

小学生に人気のある作家の本を紹介します。

 

これで「なるほど!そういう事か!」

と「うさぎ英語表現」に納得できると思います。

Enid Blyton(エニッド ブライトン)さんの本

The Children of Cherry Tree Farm

あらすじ

この物語にはロンドンの都市に住む四人兄妹が登場します。

彼等は’はしか’、そして’インフルエンザ’と病気が続き学校に行けない状態。

医者からしばらく休校するように言われます。

 

そこで両親がアメリカに仕事で出張する間、親戚のいるイチゴ農場で過ごす事に。

 

彼等は都会を離れて大自然の中で野生動物や植物と触れ合う事、大好きな叔父母と過ごせる!と大興奮。

 

農場の名前も“Cherry Tree Farm”

何とも熟れた美味しそうな雰囲気とアドベンチャー感たっぷり。

 

農牧場で子供達はまだ赤ちゃんの動物たちに出会います。

彼らは子羊にミルクをあげたり、危機一髪で雄牛に追いかけられて倒されそうになったり、ガチョウに威嚇されたり。。。

 

ある日、タミランと言う洞穴生活をしている隠者と出会います。

彼は野生、自然を知り尽くして怪我した鳥や動物を手当てしたり、根やハーヴから薬を作ったり。。。

人より動物たちとの繋がりが強い人でした。

 

次第と子供達も自然界の生き物の大切さ、彼らの生き方を学んでいきます。

 

約1年四季を通して農牧場に滞在した彼らを描いたシーンは

我々読者側にも英国の田舎の自然を学ぶ絶好の機会。

 

さて、子供達が自然界で過ごした体験は彼らの価値観を変えていきます。

農牧場で叔父母の手伝いをしながら互いに助け合う事や買うばかりでなく物を自身で作る喜び、その重みを学びます。

強いては受け身だけの行動より自身で行動を起こす事で自信に繋がり誰かの助けになれる事など。。。

 

最も重要な出来事はタミランと過ごした時間。

彼は子供達に全ての生き物に対して尊敬する事、自然サイクルを理解する大切さを伝授しました。

そしてタミランが手作りしてくれたプレゼント、彫刻の木で作った動物たちは彼らの両親がアメリカ出張土産でくれた高価な物より最高の宝物になったのです。

いつまでもイチゴの木農場で過ごし学んだ素晴らしい体験と出会いを思い出させてくれる宝物。。。

 

と、あらすじはこの位にして

「うさぎ」の英語名による使い分け

よく理解できる箇所を一部紹介します。

ウサギの英語の使い分け参考箇所

ちょこちょこと抜粋して参考までに上げてみます。

単なる品種の違いを伝えているシーン

ロンドンの都市に住む家の窓から見える木々を眺めている兄に

妹がその考え事を代弁するシーン。

“Wondering if there are any birds nesting in those trees, I suppose? Or if you might suddenly see a rabbit in the street, or a fox slinking by?

引用元:The Children of Cherry tree farm by Enid Blyton

(訳)あの木たちに鳥の巣あるかな?あると思うな。。。とか突然ウサギが飛び出してきたり或いは狐がこそこそ歩いて。。。

 

☆この場合のラビットは“飼いウサギ”か“野生のラビット”かを伝えたいのではなくあくまでもヘアの品種じゃない“うさぎ”を伝えたいのです。

 

ラビットの家畜か野生かを伝えているシーン

今度のシーンは、タミランの住む洞穴にて。

The rabbit came a little nearer, sniffed at Tammylan’s outstreched hand, and then, frightened at a sudden movement made by Sheila, he turned and fled, his white bobtail showing as he went.”Oh! said Benjy, too delighted for words.

“Tammylan! Is he a tame rabbit?”

“No, said Tammylan.”He is a wild one.

引用:The Children of Cherry Tree Farm by Enid Blyton

 

(訳)

ウサギが近づいて来てタミランの広げた手で匂いをクンクンと嗅いだ。

そしてシーラの突然の動きにぎょっとし、白い尻尾を見せながら反対方向へ逃げていった。

“うわー、タミラン!飼ってるウサギ?”とベンジーが非常に喜びに満ちた言葉で聞いた。

“いや、野生だよ。”とタミランが答えた。

 

☆この場合、ラビットはラビットでも飼いウサギなのか、野生なのかを知りたいので

a tame rabbit

が使われたんですね。

 

それに対する答えは

a wild one.”

 

決して野生うさぎだからと言って“Hare”ではありません

 

野生ラビットとヘアの両方登場するシーン

今度はヘアも登場です。

タミランから唯一一人だけ彼の野生動物友達に合わせてもらう事になったベンジーが他の兄妹に言うシーン。

“~Before you know it, I’m going to be friends with all the otters and badgers and hares and rabbits in the countryside.”

引用:The Children of Cherry Tree Farm by Enid Blyton

 

(訳)皆が知るより先に僕はこの田舎のカワウソやアナグマやヘアやラビット皆と友達になれるんだ!

 

出てきました!

野生動物同士のヘアとラビットです。

 

これを両者とも野生なのに

“ヘアだからウサギ”、“ラビットは飼いウサギ

って訳すと間違いになっちゃいますよね。

ここに登場するラビットは“野生のラビット”とタミランが説明してますから。

 

このようにヘアもラビットも野生の場合、何と日本語に訳すべきなのか?

ヘアは和訳で”野ウサギ”、でもラビットもこの場合野生だから”野ウサギ”になってしまう。。。

 

でも明らかにヘアとラビットは区別されるべき内容であるし。。。

この場合、品種の違いを述べて

 

ヘア(野うさぎ属)とラビット(穴ウサギ属)と訳すべきか?

 

ヘアと言う単語がラビットみたいに定着するとカタカナ表現ですみますね。

私は翻訳家ではないのでこの辺りはプロにお任せです。

 

ラビットとヘアの違いを説明しているシーン

タミランがベンジーにラビットとヘアの違いを説明しています。

まずヘアがやってきた所。

‘You should know a hare from a rabbit, Benjy’s, said Tammylan, still caressing the hare’s long ears.

‘See these long, long ears with their black tips-and see how long the hare’s hind legs are. Soon you will see a rabbit and you will notice the difference.’~

引用:The Children of Cherry Tree Farm by Enid Blyton

(訳)

‘ヘアはウサギ科なんだ、ベンジー。’とタミランはヘアの長い耳をずっと撫でながら言った。

‘見てごらん、先端が黒いこの長い長い耳。それにほら見て、何とも長い後ろ足

すぐにラビットに会えるよ、そしたら違いが分かるよ。‘

 

‘Shall we tell him where you live?’

In a burrow, like the rabbits?’ asked Benjy, longing to feel the hare’s long ears.

‘No,no,’ said Tammylan.’The hare is no longer of underground ways.He likes the fresh open air. He lives in the fields, in a hiding-place called a “form” because it takes the shape or form of his body.

引用:The Children of Cherry Tree Farm by Enid Blyton

 

(訳)

‘どこに住んでるか教えてあげてくれるかい?’

‘ラビットみたいに穴の中?’とベンジーはヘアの長い耳を触ってみたいと思いながら聞いた。

‘いやいや、ヘアは地下の通り道を好まない。新鮮な空気が好きなんだ。彼は野原に住んでるよ、’フォーム‘って呼ばれる隠れ家だ。なぜならそこは彼の外形や体の形をしてるからね。’とタミランは言った。

 

☆今度はラビットがやってきたシーン。

“You will see that this little rabbit’s ears are not so long as the hare’s,’said Tammylan, and he stroked them.

Nor have they the black tips.’

引用:The Children of Cherry Tree Farm by Enid Blyton

(訳)

‘この小さなラビットの耳はヘアみたいに長くないのが見えるだろ?黒い先端もないんだ。’とタミランは言って彼らを撫でた。

まとめ

とても読みやすく英語圏の田舎町やファームで使われる単語がたくさん登場します。

同時に自然界との共存について考えさせられたり、物ではなく大事なものがある事など

大人も学べるいい本です。

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