今回は句動詞 ”cut up 〜” を使った表現の紹介です。
日常生活中、どんな状況でこの「cut up〜」が登場したかと言いますと、、、
夫が夕飯の準備を手伝ってくれてました。
ところが、洗濯物を取り込むのをすっかり忘れていた私。戻ったら、彼はジャガイモやさつま芋、人参を切って既にオーヴン用のトレーに並べてくれていました。
ここからの会話です。
Oh! Thank you for that!
I haven’t done pumpkin yet.
(まだカボチャはやってないんだ。)
Do you want me to cut it up?
(切ろうか?)
cut up 〜(〜を切り分ける、細かく切る)他動詞+副詞
この句動詞は”他動詞+副詞”のパターンでよく登場します。
「他動詞+副詞」のパターンって何のこと?と戸惑われた方はこちらの記事をどうそ。
今回のように、ある物を小さく切ったり、分割する時に使われます。
cut〜 と cut up〜との違い
それでは、“cut 〜”と”cut up 〜”の違いは何でしょうか?
“cut 〜”は主に「〜を切る」で使われますね。
例えば
Ouch, I’ve cut my finger!
(痛っ!指切っちゃった!)
一方、動詞の状況に影響を与える「副詞ーup」が加わる事で
「〜を(細かく)切り分ける、分割する」
と言う意味になります。
なので「カボチャ」とか「ジャガイモ」とか「人参」とか「トマト」とか、食べるサイズに切る場合は単なる”cut” ではなく ”cut up” が使われます。
ここで「他動詞+副詞」のパターンの使い方を復習します。
✅Could you please cut up these vegetables?
或いは
✅Could you please cut these vegetables up?
(→目的語を持つ「他動詞+副詞」の組合せなので挟み込み型OK)
✅Could you please cut it up?
(→代名詞の場合は必ず挟み込む)
❌Could you please cut up it?
(→代名詞の場合は末尾に置けない。)
どうして代名詞は末尾に置けないか?
詳しくはこちらの記事をどうぞ。
と言う事で夫の言った台詞、
Do you want me to cut it up?
も、it = 代名詞なので挟み込みで使われました。
ちなみにこの場合のアクセントは、動詞ーcut よりもやや「副詞」のupが強調されます。
Do you want me to cut it ÚP?
*文の強勢についてはこちらの記事をどうぞ。
*句動詞のアクセントについてはこちらの記事をどうぞ。
と言うわけで、ネィティヴが使う句動詞を学んだら忘れないように使いまくらないと。。。
私は毎朝、家族の朝食用に各種フルーツ(りんご、洋梨、マンゴー、スイカ、ピーチとか)を切り分けております。
独り言でブツブツと
I’m cutting up some fruit for them.
って言いながら準備しております。口に出さないと忘れちゃいますからね。