日常生活でネィティヴがよく使う表現の紹介です。
今回は「drop off (something) /drop (something) off」で、意味は「〜を置いていく(届ける)」です。
一方、『drop off (someone) / drop (someone ) off 』のように対象が『人』の場合は、「〜を送り届ける」や「〜を降ろす」と言う意味で使われます。これも後ほど、例をあげて説明します。
それでは、どのような状況で使われるか、いつものように実例を挙げて会話を再現しますね。
drop off (something)が使われる場面
”drop off ( something) / drop (something) off”は、ある物をある場所へ届けたり、置いて行く時に使われます。
では、実例を再現します。
<背景・状況>
ある日曜日、私が教会から帰宅するとテーブルの上にたくさんのひまわりの花束が置かれていました。
その日、息子は、迫るテストに向けて勉強の為に留守番中だったので、彼に聞いた時の会話です。
<会話再現>

Hi, I’m home! (ただいま〜!)
Wow!(うわー!)
Where did these sunflowers come from?
(このひまわり、どうしたの?)

Oh, Rachael dropped them off.
(ああ、レイチェルが届けてくれたよ。)

What did she say?
(何て言ってた?)

She said, “I had a lot,
so I thought I’d share some with you.”
「たくさんあったから、あなたと分けようと思った。」って。

Does she know I was at church?
(私が教会にいたって知ってる?)

Yeah, I told her.
(うん、言ったよ。)
She said she would send a message to you later.
(後であなたにメッセージするって。)

Ok, thank you.
I’ll send her a thank you message.
(あぁ、ありがとう。彼女にお礼のメッセージ送るわ。)
レイチェルは、息子の音楽関係の先輩のママ。ここしばらくご無沙汰していました。
早速、ひまわりの花束を花瓶に生けて、写真撮影!それを届けてくれたレイチェルにお礼のメッセージを添えて送信しました。
<メッセージ再現>
Hi, Rachael.
Thank you for dropping off beautiful sunflowers this morning.
Sorry, I missed seeing you.
こんにちは、レイチェル。
今朝は美しいひまわりを届けてくれてありがとう。
会い損ねてごめんなさいね。
Hello Tomoko!
You are so very welcome!
Flowers look beautiful.
**(息子) is so grown up!
You must be so proud of him!
こんにちは、トモコ! どういたしまして!
お花、きれいですね。
**(息子) はすっかり大きくなりましたね!
彼のこと、誇りでしょうね!
drop (someone)off at 〜 :(人)を〜で降ろす(まで送る)
「drop off 〜」の表現は、対象が人の場合、「〜を降ろす」とか「〜送っていく」と言う意味になります。こちらの方がもっと頻繁に使うかも。。。
例えば、子供を学校に送り届けて帰宅したら、知り合いから電話がかかってきて、
Oh, Hi, I just dropped my boy off at school.
(あらっ、今息子を学校まで送ってきたところだったの。)
誰かを空港まで送る時にも
I’ll drop you off at the airport tomorrow.
(明日、私が空港まで送っていくわ。)
まとめ
“drop off” (〜を届ける、〜を降ろす)は、”pick up” (〜を拾う、迎えにいく)の反対ですね。
対象が物の場合は、「〜を届ける、置いていく」となり、人の場合は「〜を降ろす、送っていく」となります。
もし、誰かに届け物をしてもらったら、今回の私のように
「Thank you for dropping (物)off./ dropping off (物).」
とお礼のセリフにも使えます。
車で送ってもらった場合には、(物)の代わりに(人)にして
「Thank you for dropping me off.」って言えますね。
以上、『〜を届ける、置いていく』の表現、drop off (something) /drop (something) off を紹介しました。