T bone(Tボーン)って聞くと真っ先に思い浮かぶのが
これ、美味しそうなTボーンステーキ!
その名のごとく、骨がT字をしていることからこう呼ばれて親しいですね。
ところが「T bone 」にはもう1つ、スラングとしてネィティヴ表現の意味があることを知ったのです。
それも我が息子からのメールで。
彼は地元のオーケストラに所属していて、週1回の4時半から始まるリハーサルで使う会場が彼の通う学校のバンドルーム。なので彼はいつもその日だけは放課後も学校に残っています。
ところが、そのリハーサルのある日、私がパソコン使用中にメール受信音が!
Mum, I need you to pick me up.
(母ちゃん、迎えに来て!)
I got t boned by a bike.
I can’t play.
さて、これが問題の謎の【tボーン】
“t boned” ってあるから何か動詞っぽいけど。。。
もう私の頭の中はこんな感じ。↓
(私の頭の中)
まさしく、この映像が思い浮かびました。
私の精一杯の「英語を英語で文頭からイメージする英語脳」です。
でも、その後に「I can’t play.」(演奏できない)って言ってるからにゃ、自転車で何かがあったに違いない。
そこで返信。
That means…are you injured?
(ってことは怪我してる?)
Yes
OK, I’m leaving now.
(分かった、今出るわ。)
ともかく、早く迎えに行って”T boned by a bike”の真相を解明しないと!
そして分かったこと!
ずばり、「側面衝突」した時に使われるのです。
T boneの意味
私の持っている電子辞書には「ステーキ」の意味しかなかったのですが、
”T bone meaning”って
サイトで検索すると出てきました。
①T-bone(Noun-名詞):C(可算名詞)【Steak(ステーキ)】
a T-bone steak
(Tボーンステーキ)
②T-bone(Noun-名詞):C(可算名詞)【Accident(事故)】
an accident in which the front of one vehicle hits the side of another vehicle hard:(乗り物の正面が他の乗り物の側面にぶつかる事故)There was a T-bone at a road junction.(交差点で側面衝突事故があった。)
③T-bone(verb-動詞)to hit the side of a vehicle hard with the front of your vehicle:(車の正面で他の車の側面に追突すること)She came out from a sideroad and T-boned my car’s passengerdoor.(彼女は横側の道路から出てきて私の助手席側のドアに側面追突した。)参照元:Cambridge Dictionary
つまり、息子の説明は「動詞」の過去形 “t boned” で
”自転車に側面衝突された。”ってことだったんですな。。。
息子の証言再現
ここで息子の証言をもとに状況を再現してみます。
放課後、バスケットボールを突きながら歩く友達と芝運動場の脇を通過。
その友達が誤ってバスケットボールをグラウンド側へ転がしてしまったので、自分が取りに行った。
その芝のグラウンドは、【屋根付き駐車場 兼 子供を送迎する場所】に併設。
通常、グラウンド内では自転車走行は禁止されているはず。。。なのだが。。。
コンクリート側から、ある生徒が突然自転車に乗ったまま出現!
その子は角で息子の姿が見えなく、息子もまさか自転車が飛び出してくるとは思わず。。。
まさしく「T boneステーキ」のようにT字で衝突。
これが
I got t boned by a bike.
だった訳です。
(オーストラリアでは、自転車のことをバイクって言います。)
あっ、息子の怪我?
案の定、自転車に衝突した右肩を打撲してしまい、腕を上げたり前に押し出すと痛むようで病院に連れて行きました。
病院での説明でも“I got T boned by a bike“ でちゃんと伝わっていました。
ここまでくると、スラングの域をこえている感じ。
念の為、レントゲンもとる予定ですが骨は大丈夫そうです。
音楽検定も終わった後だったので本当によかった。。。
相手の子も怪我はありません。もう乗ったらあかんよ、グラウンドで。
T boneって一杯使ううちに本当においしいTボーンステーキ、食べたくなってきましたぞー!
こっちのT bone は大歓迎でございます!