「It’s all done and dusted.」の意味と使われ方を紹介します。
と、その前に簡単にこれまでの状況を説明しますと、、、
息子のピアノの先生に、彼が弾くバイオリンのピアノ伴奏を依頼した私は、謝って弾く必要のない部分までコピーして渡してしまいました。
何も知らない先生、約2週間の学校休暇中に一生懸命練習をしてくれ、初のリハーサル終了後にそれが発覚。
直接、私に面と向かって苦情を言う事を避けた先生は、メールで本音を語りました。
I just need to get this off my chest 〜
(我慢してたけど打ちあける必要があります〜)
続く。。。
ガーン!
し、しまった!
どうしよう😨。。。
先生の気持ちや性格をよーく考えて、「真摯なお詫び」を即しなかった事を反省し、すぐさま「お詫びのメール」を返信。
⭐️ここまでのお話はこちらの記事で詳しく書いております。
さて、お詫びのメールを送信したあと、いよいよ直接お会いして謝りました。
その時に今回ご紹介する「ネィティヴ表現」が登場!
それが “It’s all done and dusted.”
“It’s all done.” だけなら
「全部やった」「全て終わった」って言いたい時に使われていますよね。
でもその後に ” and dusted” がくっついた表現は初めて聞いたような。。。
動詞で使われる”dusted”、「埃を払った」って意味なので
つまり、
って言う意味で使われるそうです。
私はやっぱりこれが初耳?もしくは今まで気付かなかっただけ?なのでしょうか。。。
ネィティヴ息子は知っとりました。。。
☝️ではどんな状況で使われるのでしょうか?
申し分なく完了した編
満足のいく内容で終わると言うニュアンスで使われる場合の例文を挙げると、
The presentation was done and dusted and went very well.
(プレゼンは完了し、とてもうまくいきました。)
I would like the project to be done and dusted by tomorrow.
(明日までにプロジェクトを完全に終わらしたいんだ。)
宿題終わったの?って聞かれて自信満々に「完璧だぜ!👍」と言う場合などにも使われるそうです。
では、私が「お詫びに行った時の会話」では?
もう終わってること編
これは満足いく、いかない関係なく、もうやり尽くした後に使われる場合です。
今回私が言われたのはこの意味合いに該当。
それでは実際に交わした会話を再現します。
Mrs.🟠🟠,
I’m so sorry about the Bach piece.
(先生、バッハの曲の件、本当にごめんなさい。)
Oh well, It’s all done and dusted.
私は、この時まだこの慣用句を完璧に把握していませんでした。
でも先生が微笑みながら言ったのと、会話の流れから「全てやってしまったことよ」的な意味だと捉えました。
どちらかというと、
What’s done is done.
「やってしまった事はどうしようもない。」
「覆水盆に返らず」
に近い感じ。
後で息子に聞くとそれであってました。 😉
つまり先生は
Oh well, It’s all done and dusted.
(もう全て終わったことよ。)
って言う意味合いだったんです。
これに近い状況で良し悪し関係なく「もう終わってするべきこと、言うべきことは何もない」と言った状況での例文を挙げると、
I think in a sense we thought those arguments were done and dusted.
(ある意味、私たちはそれらの議論はもうし尽くされた、と考えていたと思います。)
It’s all done and dusted. There is nothing that remains to be said about what has happened.
(それはすべて完了したことです。 何が起こったのかについては、言うべきことは何もありません。)
こんな風に「やること」「言うべきこと」「変えること」など今更する余地がないほど、「終わったこと」と言う意味合いでも使われるそうです。
さて、解釈がラッキーにも正しかった私のその後の会話は、
I know, I didn’t mean to upset you.
分かってます、先生を怒らせるつもりはなかったんです。)
I felt terrible and I couldn’t sleep.
(ひどい気持ちで眠れませんでした。)
Oh, no…
(あらあら)
But I did it and I can’t undo it.
(でもやってしまったし、帳消しにできない。)
So, please forgive me.
(だからどうか許してください。)
そしてチョコレート小箱を手渡しました。
You don’t have to do that.
(そんな事、しなくていいのよ。)
I know, but..
Please take it as my apology.
(分かってます、でもどうかお詫びに受け取ってください。)
Well, I love chocolate.
thank you.
(まぁ、私、チョコレート好きよ。ありがとう。)
The End…完!
おまけ!
☝️「そんなつもりじゃなかったんです。」の英語表現では
It was not my intention.
も使われます。
さてさて、その後は先生もご自身でメールに書かれたように「気持ちを切り替え」てくれて、無事に関係修復いたしました。
落ち込みまくっていた私に息子も
I’m sorry, Mum.
I didn’t check properly.
I’ll be more careful.
(ごめんよ、僕ちゃんとチェックしなかったから。もっと気をつけるよ。)
おっ、🙄
少しは成長したかいな?
「あんただってちゃんとチェックしなかったじゃない!💢😤」
ってブチギレる余裕さえなかったもんな。。。今回は。。。
どこで暮らせど、「人生ドラマ」が人を成長させてくれるんだ!
がんばるぞー!