英語圏で住んでいると、当然の如く毎日「英語」のシャワーを浴びます。
そしてどんどん「耳」が慣れてきます。
ネィティヴが話すことが段々と「塊」で理解できるようになっていきます。
そしてその表現を真似て自分でも使ってみます。
話さないことには「生活」が成り立たないので、とにかく会話を聞いて掴み取って話そうと頑張りまくります。
そして少しずつ自信がついてきてもっと「会話を楽しむ」ことが出来るようになっていきます。
英語を英語で捉えられるようになってくるので、テレビや映画、もちろん英語の本も「英語のまま楽しむ」ことが出来る様になります。
ところが、メールやテキストを送る機会が増えてくると、実は細かなつけ落としが一杯あることに気が付くようになります。
例えば、これは私自身が夫や息子から訂正(付け足し)されたメールの文の一部です。
「返信が遅くなってすみません。」を
Sorry for late reply
↓
Sorry for my late reply
とか「ミュージカル マチルダの演奏が丁度終わったところです。」
Matilda musical just finished.
↓
The Matilda musical just finished.
とか「来週の月曜に振替レッスンしていただけますか?」
Could you please give him make-up lesson next Monday?
↓
Could you please give him a make-up lesson next Monday?
このように代名詞や冠詞のつけ忘れを多々していました。
今でも失礼のないようにテキストやメールを送る前は、出来る限り夫や息子にチェックをしてもらっていますが、1番何を指摘されたか?
やはり「冠詞」のつけ忘れ。
はい、はい、分かってますよ。大事なのは。
冠詞なんてもの、日本語にゃないから大変なのよ!
そしてもう一つ、熟語をたくさん習得していても時々困惑したのが「自動詞」か「他動詞」か?
これって動詞の後に “to” とか“for”が必要だっけ?
例えば、“answer”
”私の質問に答えて下さい” って、英語で
“Please, answer my question.” だっけ?
それとも「自動詞扱い」で前置詞付きの
“Please, answer to my question !”?
よく夫が試験前の息子に
“Please, don’t forget!
You have to answer the question!”
(忘れるなよ。その質問に対して答えるんだぞ!)
って言っているのを思い出し、
“answer” の後は「〜に」に対する目的語を直接持ってくるんだよな?
だからこの場合は
“Please, answer my question.”だ!
試しに間違いを指摘してくれる”Grammarly”で,両方の文をインプットすると
“It seems that preposition use may be incorrect here.”
(前置詞をここで使うのは間違いと思われます。)
っとチェックされます。
このように日常英語に触れていながらも、ふと「動詞」の後にすぐ目的語が来るか、前置詞が必要か混同。
でも、きちんと書いてみることで「冠詞のつけ忘れ」や「動詞」の種類(他動詞扱いか自動詞扱いか)を意識できるようになります。
全ての動詞を「これは他動詞だ!自動詞だ!いや両方だ!」
なんて丸暗記できるはずが無いし、状況によって使い方が変わるので覚えたところで、話せなければ意味がありませんよね。
とにかく「英語がポン!」と口に出てこないと会話に成り立たないです。
だからこそ、私は「英語を英語で理解する」事、つまり「文頭から理解する」事が1番の近道でした。
そして英文を訳さないで理解できるようになったら次はもっと「ネィティヴ英語」へのステップアップ!
「ネィティヴの英語に近づく」為には「ネジティヴ表現を学ぶ」事。
↓
「ネィティヴ表現を学ぶ」為には=「ネィティヴの会話を一杯聞く」事。
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英語圏で住んでいなくとも「ネィティヴの会話を一杯聞く」為には「テレビや映画、本(音声付)を一杯聞く」事。
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「一杯聞いた事」を自分の物にするには「アウトプットする」事。
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「アウトプットする」為には、「話す、書く」事。
英語の本や記事を読むことは、既に正しい表現がされているので、後は自分で「動詞」や「冠詞」に注視して鍛えます。
ところが、いざ自分で書くとなると自身で意識して「動詞の後に前置詞が必要か?」とか「冠詞が必要か?」と考えるようになる!
しかも書くと言うことは「左→右」と文頭から言いたい事を書くので「日本語」から「英語」への切り替え訓練にピッタリ!
英語圏に住んでいなくても出来ることの1つですね。
英語圏に住んでいても「書かないと自身のチェック」が出来ません。
ぜひ、英文を書くこと、出来ればネィティヴにチェックしてもらう事をお勧めします。
お勧めの教材
何から書いたらいいか思い浮かばない、英作文の例が欲しいと思われる方は「松野由紀夫」先生のこちらの本がお勧めです。
日本で住みながら「英語を学ぶ」と言うことは「日本語」と「英語」の両方を瞬時に切り替える必要があり、これってまるでレベルの高い「翻訳者」。
本当に大変です。
つまり、2ヶ国語を常に使う必要のある環境下では「日本語」→「英語」にパッと切り替える訓練をする必要がある。
この本はその訓練と同時に(しかも音声付き)、他動詞だから目的語が来てるよ、自動詞だからこの前置詞をつけてるよ、と丁寧に「動詞」の在り方について触れてくれています。
もっと「日本語」→「英語」の切り替え訓練を重視したく、しかも実際によくネィティヴが使う表現を知りたい!と言う方は、ディヴィット・セインさんの本がお勧めです。
本当、その通り。日常使っているものばかり。
丸暗記ではなく、使いこなす訓練が大事
「丸覚え」はその時は使えるかもしれません。
でも使わないと忘れてしまうもの。
逆に「覚えている」状況とは「使いこなすうちに身についている」
これを積み重ねると「口からポン!」と英語が出るのです。本当です。
昔、昔雑誌で読んだ記事に、後藤久美子ちゃんが飛行機に乗り遅れて、その時カウンターで出た言葉が
「I missed the plane.」
これが考えないでパッと口から出た!と書いてありました。
その頃は「あー、海外留学とかするとこう言う感じである日、突然口からパッと英語がでてくるようになるんだ!」と羨ましく思っていたものです。
いざ、自分がその立場になってみて考えてみました。
「一体いつから自然と英語が口から出るようになったのか?」
それは一杯聞いて、聞き取れなかった部分を質問して、書き留めて、それを発音しながら何度も話す。
もうこの積み重ねでした。
今でもワンサカ新しい表現に出逢います。海外在住者のありがたき状況。
ただ、日本にいると勿論「日本語中心」の生活。
そこから「英語」の世界に持っていくには何かしら手段が必要です。
手段と言っても「英文法」を学んでいても「日本で書かれたテキスト」で学んでいると思うのでやっぱり「英語漬け」にはならない。。。
私は日本で英語を習得するならば、その強みを生かして
- 英語の説明では分かりにくい「何で?」を分かりやすい母国語に頼って「日本語の説明」で理解を深める。(特に文法)
- 「日本語」から「英文作成」のテキストを使って訓練をし、切り替え時間をどんどん短縮させていく。(反復練習)
- 慣れてきたら「英語を英語で理解」する訓練に移動してアウトプットの時間を増やす。
例えば「書く」時には「日本語」を意識せず文頭からガンガン「英語で伝えたいこと」をイメージして綴っていく。
どういう事かと言うと、先に「今日は暑い。」と日本語を組み立ててから「英作文」を考えるのではなく「天気について書こう!」と、それだけを日本語で命令する位に控えておき、即「英語でのイメージ」に集中。
天候についてhot, warm, cold,,,,とイメージしながら
- It’s hot today.
と英語を英語でイメージしながら書く。出来れば声に出しながら書いていく。
「何をしたかについて書こう」と日本語でちょこっと考えたら即「英語」に切り替えて
「どこに行ったか?」「そこで何したか?」と言う情報を「日本語」にするのではなく、ぶっ飛ばして「英語でイメージ」してそれを「英語」にそのまま置き換えていく。
- I went shopping /this morning /after dropping him off/ at school.
ただ、ここまで行き着くのには、「日本語」→「英作文」の訓練をたっぷりする必要があると思います。
何故なら何度も繰り返しますが「日本語」を話す環境のもとで「英語を学ぶ」と言う事は常に「日本語」「英語」の2ヶ国語を翻訳、通訳しているみたいなものだから。
英語圏でいれば「英語」⇄「英語」
このように自ずと「英語脳」になりやすいのですが日本でいたら非常に厳しい。
英語圏でいても、私のようにこうして日本語で記事を書いたり、息子に少しでも日本語を学んで欲しい!と「日本語で話しかける」場合、「日本語」⇄「英語」と言う瞬間文章作成が必須。
いやー、大変です。そして気づいたのです。
これはまさしく「通訳」の卵みたいな訓練だ!と。
それだけ母国語ではない言語を”母国語以外”の国で学ぶって大変なんだと思います。
それでもこれでもか!って位、英語のテキストはどんどん進化してすぐ手に入るのが日本でいて英語を学ぶ強み。
「日本で英語を学ぶ」状況を受け止めて、それらテキストを上手に使って「日本語」→「英作文」→「声に出す」を繰り返す事は有効な手段だと思います。
もし英語中上級者ならネィティヴに添削してもらって更なるレベルUP!
言いたい事はある程度、言える!
でもコミュニケーションのツールとして電話よりメールやテキストでのやりとりが多くなったこの時代、より「書くこと」が求められます。
本当、メールを送らない日なんてゼロに近いです。
更なるレベルUPを目指すならやはりネィティヴに見てもらうのが1番。
「ランゲージ エクスチェンジ」でネィティヴの知人を作るのも1つの手。
もっと上を目指すなら「英文添削指導オンライン学習」を利用して気付かなかったミスや表現から本物の英語へ昇格させる!
サービスの種類と質で数々の雑誌にも取り上げられ、賞も受賞している「フルーツフルイングリッシュ」が注目されています。
この会社の目的は「英語がそこそこ伝わる」レベルの人が見落としがちな「間違いを指摘してくれない」まま過ぎ去ってしまう、いわゆる「伝わっているつもり」状態からの脱却。
まさしく私が最も必要だ!と日々注視している事。
私の場合、ネィティブスピーカーの息子や夫は家族なので、気兼ねしないで間違ったら正しい表現に言い直してくれます。
また、親切なオージーであれば言いたい事を何となく理解してくれた上で
“Are you trying to say ブラブラブラ(正しい英文)。。。?”
(ブラブラブラ(正しい英文)って伝えたいの?)
と教えてくれたりします。
でも我が家族にしても、周りのネィティヴにしても「間違いを指摘する」のって実際の会話では不可能に近かったり、何となく言いたいことが伝わって会話が成立してしまうことのが現実。
だからこそ、間違いが一発で浮き上がる”メール”や”テキスト”を頻繁に使うようになってからの方が正しい伝わる英語力がUPしました。
まさしく、あえて指摘してもらう専門サイトです。