2020年8月初旬、
オーストラリアのヴィクトリア州に
コロナウィルスの第2波が
襲いまくりました。
今回はコロナウィルス関係のニュース
のうち「マスク着用義務化」で登場した
5つの英語表現の中から、この
”義務にする”と言う英語表現の紹介です。
😯 関連ニュース動画をとにかく見たい
と言う方はぶっ飛ばして動画を
見てください。2つあります。
これまでの経緯
オーストラリアでは2020年の
3月上旬から第1波のコロナウィ
ルスがじわじわと感染拡大しました。
でも早い段階でソーシャルディス
タンシング、手洗い消毒、外出自粛、
店舗の閉店、各州の往来禁止という
規制を徹底した効果的面で約1ヶ月半
ほどで波は収まりました。
その後、5月半ばより3段階に分けて
4週間ごとの段階的規制緩和が実施され
その最終段階が7月。
皆ほぼ普通の生活に戻りつつ各州との
境界線も解除されつつあったのですが
ヴィクトリア州だけ状況が一変。。。
6月中旬以降、メルボルンの特定地域で
感染者数が増大したため、7月ここを
HOTSPOTとして外出制限、再び厳格な
ロックダウンを実施。
ところが危険地域に指定されていても
ルールを破る人たち、更には
感染対策の怠りが徐々に悪化して
家族間や隔離する為のホテルのスタッフ
からクラスターが続々と発生。
他州のシドニーがあるニュースサウス
ウエールズ州、私が住むクィーンズラン
ド州は感染を警戒して規制緩和の境界線
解除からヴィクトリア州を除外。
その頃はヴィクトリア州だけが第2波の
真っ只中でしたが。。。
そのお隣のニュースサウスウエールズ州も
シドニーを中心に感染がじわじわと広がり
始めて予断を許せない状況でした。
この危機的状況にある中で
よく耳にしたのが
”マスク着用の義務化”
実際のニュースで放送された内容を
紹介します。
8月2日(日)よりヴィクトリア州の住民全員にマスク着用が義務化
ヴィクトリア州のホットスポット
(コロナウィルス発生の多発地域)
のロックダウン、外出自粛規制をしても
感染者増加に歯止めがつかない状態。
遂にマスク着用が義務付けられました。
このマスク着用義務化(強制)に
使われた英語表現を見てみましょう。
mandatoryを使った表現
”mandatory” (mǽndǝt:ri)
/ 形容詞
意味:「命令の、指令の、義務的な
強制的な、必須の」
実際にどのように使われているか
一部を紹介します。
Face masks to be made mandatory for all Victorians
From midnight this Sunday all Victorians will be required to wear a face mask when outside their home, regardless of where they live.Premier Daniel Andrews announced that from 11.59pm on Sunday, August 2, face coverings will become mandatory for regional Victorians.Face masks have been mandatory in Melbourne and the Mitchell Shire for a week.Those who refuse to wear a mask outdoors can be fined $200 by Victorian Police.引用:9NEWS
(訳)
ヴィクトリア州住民全員に
マスク着用義務化
今週日曜日午前0時より
ヴィクトリア州住民全員に
住む場所関係なく外出時の
フェイスマスク着用を要求する。
ダニエル・アンドリュー知事は
8月2日深夜よりヴィクトリア州住民
に対し顔をカバーすることが
義務付けられると発表した。
フェイスマスクは既に1週間ほど
メルボルンとミッチェル地区で
義務付けられていた。
屋外でマスクを着けていない人は
ヴィクトリア州警察に200ドルの
罰金が課せられる。
では詳しく見ていきます。
be made mandatory
先のタイトルで登場した
“be made mandatory”
と言う表現で “make” を
伴っています。
更に
「be made(受身)+形容詞」の表現で
「〜にさせられる」と言う意味合い。
つまり
“be made mandatory” を直訳すると
「義務にさせられる」
”make”と一緒に使うことでより
強制的なニュアンスを醸し出す表現
になっています。
be動詞+mandatory
では文中に登場する台詞を見てみます。
もう一つ実際にニュースで
知事が発表している台詞
を紹介します。
下記の動画は2020年8月2日以前、
7月22日(水)よりヴィクトリア州の
ホットスポット、メルボルン都市圏と
ミッチェル地区住民だけを対象にマスク
着用が義務付けられた時の発表です。
“will be mandatory”が’使われている部分
を取り上げました。
読んで動画もご覧ください。
”Masks and face coverings will from
11:59pm Wendnesday night
be mandatory for everyone
in Melbourne and Mitchell Shire.”
引用:news.com.au
⭐️画面右下のCCをクリックすると字幕が表示されます。
ちなみに義務化が実行されている時は
(フェイスマスクは今ヴィクトリア州住民に義務化されています。)
と言う表現で使っています。
makeを使っても単に時制を伴った
be動詞にくっ付ける表現、
両方使われています。
compulsoryを使った表現
他に”compulsory” (kǝmpʌlsǝri)を使ったニュースや記事もあります。
“compulsory”
意味: ”強制的な、義務的な、必須の”
“compulsory”を使った英語表現の
記事を紹介します。
Australian state makes masks compulsory as COVID-19 spreads
Australia’s coronavirus hot spot Victoria
state will make wearing masks compulsory
statewide after reporting a record 723 new
COVID-19 cases, mostly among the
vulnerable residents of aged care homes
引用:ABCニュース
make A B
ここにもより強制的なニュアンスを
醸し出す”make”と一緒に登場!
make A B
「A を Bにする」
習いましたねー、昔。
台詞を見てみます。
”makes masks(A) compulsory(B)”
マスク(A)を義務(B)づける。
“will make wearing masks(A)
compulsory(B)”
マスク着用(A)を義務(B)づけるもよう
次に実際に動画で報道している
ものを紹介します。
これは子ども向けにわかりやすく
ニュースを報道している人気番組
の一つです。
まず台詞。
…the Victorian government’s
made it compulsory for people
in coronavirus hit Melbourne
and Mitchell Shire to wear them.
引用:Behind The News
(訳)
(マスクが注目商品であることを述べて)
ヴィクトリア政府はコロナウィルスに
襲われているメルボルンとミッチェル地区
に住む人々にマスクを着用するように義務
付けました。
それでは実際の動画です。
(該当部分近くからスタートするので耳ダンボで聞いてください。35秒位まで)
⭐️画面右下のCCをクリックすると字幕が表示されます。
mandatory とcompulsoryの使い方に違いはあるのか?
実際には両方ともほぼ同じように
”義務的な” ”強制的な”
と言う意味で使われています。
違いを強いてあげるなら
「強制力の強さ」です。
下記にその違いをあえて言うならこうだ
と言うわかりやすいサイトがあったので
抜粋して説明します。
What is the difference between Mandatory and Compulsory?
*Meaning:(意味)
-The word mandatory is generally used in
the sense of ‘binding.’
(mandatory:拘束力のある感じ)
On the other hand,
-The word compulsory is generally used in
the sense of ‘essential.’
(compulsory:不可欠な、必須の
と言う感じ)
*Context:(文脈)
-The word compulsory is often used in
the fields of education, business, and
employment.
(compulsory:
教育、ビジネス、従業員に関する事)
-The word mandatory is often used in
the field of law.
(mandatory:法律に基づいたこと)
eg/(例文)
*It is mandatory to fill up all the details
in the application form.
(申請用紙に全ての項目を記入することが
義務付けられている。)
*Wearing uniform is compulsory.
(制服着用は義務である。)
参照元:Between Difference Between Mandatory and Compulsory
https://www.differencebetween.com/difference-between-mandatory-and-vs-compulsory/:
前述しましたが実際には両方とも
同じように使われています。
違いは強制力、拘束力の強さの度合い。
“mandatory” > “compulsory”
ちなみに義務と言う単語では
“obligatory”
が馴染みい深いですが上記2つほど
強制力はありません。
簡単にまとめると、
“mandatory”は
「従わないと罰則を与える」と言う
拘束力を持った命令に対する義務。
“compulsory”は
「必要不可欠だから従いなさい」と言う
必須に重きをおいた義務。
まとめ
”マスク着用義務化”に伴う英語のニュース、
記事のうち今回は”義務づけられる”と言う
表現に使われた
その1 ”mandatory”
その2 ”compulsory”
を紹介しました。
一番強制力の強い意味を持つ
「mandatory」がよく使われていますが
それだけヴィクトリア州の状況が深刻化
していたと言うことです。
従わないと200ドルの罰金。
マスク着用文化が浸透している
日本を含めたアジア諸国とは
程遠いお国柄でしたからね。。
次回は
その3 “get one’s hand on〜“
〜を手にいれる
その4 “hot property“
優良不動産
話題の(人気の)商品や人物
を取り上げます。