寝ていると思いきや、まだ起きている相手に対し“驚きの表現”で言う
「あれっ、まだ起きてるの?」
を英語で言うと
“Are you still up?” や
“Are you still awake?”
が挙げられます。
記事はこちら ↓

では、「(通常の就寝時間を過ぎても)寝ないで起きている」と言いたい時に登場する
“stay up”
を使って
Are you still staying up?
も使えるのでしょうか?
ネィティヴによると答えはNOです。そう、私の体験談でございます。
ただこれ、自動翻訳で打つと「まだ起きてるの?」って訳されるんですよね。そこで、何が不自然なのか、その理由をしつこく夫と息子に聞きまくりました。
今回は「あれっ、まだ起きてるの?」と言う驚き表現に
”Are you still staying up?”
を使うと、ネィティヴが不自然に感じる理由をイラスト付きで説明します。
“be up” vs “stay up”の違い
それではまず、「まだ起きてるの?」に使われる定番の“be up”との違いから見ていきます。
” be up” が使われる場面
” be up” が使われる場面は主に次の2つです。
🔸その1:相手が【起きているかどうか】尋ねたい時
(☀️朝)
Hi, are you up (yet)? ((もう)起きてる?)

(🌌夜)
Hey, are you (still) up? ((まだ)起きてる?)

🔸その2:「寝ている」と思っていた相手がまだ起きていて驚いた時
Oh, are you still up?(あれっ、まだ起きてるの?)

このように「起きている状態」に対して使います。
“stay up” が使われる場面
“be up”が「起きている状態」を表現するのに対し、”stay up“の句動詞は、「いつもの時間に寝ずに起きている」と言う動作・行動を表現する時に使います。
ちなみに「夜更かしをする」は”stay up late”ですね。深夜以降などかなり遅い時間まで起きていることを指します。
‘stay up’を使った表現では、通常「〜のために寝ずに起きている」と言ったその理由や、「〜まで起きている」とどの位まで起きているかの継続期間や具体的な時間を示して使われます。
それぞれ例文を挙げます。
「〜の為に起きている」と言う理由付き例文
<場面>
本を読んでいて思わず引き込まれ、もう就寝時間だけど最後まで読み切る為に起きていることを決意!それを見た母が「あらっ、まだ起きてたのね、大丈夫?」と質問!
Oh, you’re still up!
Is everything ok?
(あらっ、まだ起きてたの!大丈夫?)

Yeah, Mum.
I decided to stay up to finish this book.
(うん、この本読み切るために起きてる事にしたんだ。)

もう一度、この状況をイラストで再現しますと、↓

「〜まで起きている」と言う継続期間・時間付き例文
<場面>
明日が締め切りの課題を仕上げないといけない為、終わるまで今夜は起きている事を親に伝えておく。
Oh, Mum.
I’m staying up tonight until I finish the assignment.
It’s due tomorrow.
(あー、お母さん、僕今夜課題が終わるまで起きてるからね。明日が締め切りなんだ。)

Ok, but remember,
You have an early start tomorrow.
(Ok,でも忘れないでよ、明日早いのよ。)

こちらも会話をもう一度イラストで確認します。↓

「起きてたの?」驚き表現に”stay up”が使えない理由
さて、ここまでstay upが「〜のために起きている」「〜まで起きている」と、起きている理由・目的や、いつまで起きていると言った時間を伴って使われる事が多いと分かりました。
同時に、これは「起きている状態」を表す”be up”と違って、「寝ないで起きている」行動に焦点が当たっていることも学びました。
では、実際に「あらっ、まだ起きてたの?」とまさに驚きを表す表現に、「寝ないで起きている」行動に焦点が当たった”stay up” を更に進行形にして
” Are you still staying up?”
を使うとネィティヴは何故不自然に感じるのでしょうか?
状況は、私の体験談から「就寝時間で寝てると思っていた息子がまだ本を読んで起きているのを見てびっくり!」場面です。

🔸不自然に感じる理由<その1>
Stay upは「〜のために寝ないで起きている」と言った目的語や「〜まで起きている」の時間要素とセットで使われると説明しました。
なので、この要素を含まずに
” Are you still staying up?”
といきなり聞かれたら
「自分は今夜いつもより遅くまで起きている計画など何も言ってない、なのにマミーは僕が起きていることを勝手に計画して理由もなく確認してる。何で?」と不思議に思ってしまう。

🔸不自然に感じる理由<その2>
明らかに「起きている人」に向かって「あなたは起きているの?」と聞かれているように感じてしまうそうです。運転をしている人に助手席から「運転していますか?」と聞いているのと似た感じだそうです。
つまり「あらっ、まだ起きてるの?」と言う「驚きの気持ち」を伝えるのとはかけ離れて伝わってしまいます。
これも、”be up“ を使った”Are you still up?”が「起きている」状態を表現するのに対し、”stay up”は「起きている」行動に焦点が当たり、しかも進行形なのでまさしく一目瞭然の「起きている」人に対して「起きていますか?」と聞いている感じなんですね。
もし、例え息子から何も聞いていない状態で’stay up’を使って質問するとしたら、「起きている理由」や「いつまで起きている」と言う内容を加えると自然な会話になります。
例えば、状況としては、母は息子が寝ないで熱心に「本を読んでいる」のを見た。

🔸質問のケース:「起きている理由」の確認をする場合。
Hey, are you staying up to read that book?
(ねぇ、その本読むために寝ないで起きてるの?)

再度状況をイラストで確認すると、↓

🔸質問のケース:「起きている継続期間」を加えて、警告がてら
Oh, are you going to stay up until you finish that book?
(その本読み切るまで起きてるつもりなの?)

こちらも状況を再度イラストでチェックすると、

以上、” stay up” を使って質問する場合に考えられる場面を紹介しました。
まとめ
「あらっ、(寝る時間なのに)まだ起きてるの?」とびっくりして発するセリフなら「起きてる状態」を表現する ”be up” を使って
Are you still up?
が最も自然なフレーズです。”up”の代わりに”awake”も使われます。
「寝ずに起きている」行動に焦点が当たった句動詞”stay up” は、”be up” を使った表現 “Are you still up?” の代用には使えない事、そしてその理由を紹介しました。

